【感想・ネタバレ】アメリカ人の政治のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
アメリカの弁護士の好きな言葉に、Our Town,Our Court,Our Lawyer(われわれの町、われわれの法廷、われわれの法曹)というのがある。
さらに、その次に、Our Justice(われわれの正義)とつなぐこともある。
日本人にしてみれば、なんと傲岸な、と思うかもしれないが、その昔、移民たちがアメリカにやってきて自分たちで町をつくり、ルールをつくり、保安官を雇い、治安を守ったのだという自負がそうさせるのである。
その考えは当然、政治に反映される。
共和党と民主党、この二大政党は国民の対立する主張の受け皿であり、アメリカ人が譲ることができない正義、つまり自由と民主主義(その原理である平等)に対する考え方の違いを表している。
中絶と銃規制が、なぜ大統領選挙において大きな争点となるのか?
なぜならアメリカ人にとって、自分たちが生きていくうえでの信条にかかわる重大問題だからなのである。
本書を読まずしてアメリカ政治を語ることなかれ。

[ 目次 ]
第1章 アメリカ人の正義(コーヒーで火傷して三億円の賠償請求 弁護士はなんのために企業を訴えるのか ほか)
第2章 アメリカ精神の源流(民主と共和、二つのアメリカ 仕事にいそしむのは救われる証 ほか)
第3章 アメリカ外交の系譜(政府が社会に介入しだした 世界に目を向けはじめたアメリカ ほか)
第4章 アメリカを動かしているのは誰か(アメリカ大統領は世界一の権力者か アメリカ社会に根を張る「鉄の三角形」 ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月20日

Posted by ブクログ

アメリカが振りかざす「精神・正義」という根本的な部分から、話題になった08年大統領選挙&オバマさんまで、興味深い内容が詰まってました。

「ミランダ警告」は海外ドラマでもよく観る場面だから今更ながら「へぇ~」て言っちゃった。

大統領選挙を「ヒラリー、マケイン、オバマ」の領域からもう一段掘り下げて考えたい人にはオススメの一冊。

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2009年10月30日

Posted by ブクログ

アメリカの政治の成り立ち、正義などを分かりやすくかいています。
また、アメリカのシンクタンクとかネオコンとか
日本の政治ではでて来ない用語について
説明があるのでアメリカの政治について
ちょっとわからないなと思っている人の入門書だと思います。
アメリカ人の政治の考え方が歴史ごとに異なっている様子も書かれているので、
アメリカ人がどうして現在のような考え方になったのだろうかという過程が分かって面白かったです。

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2009年10月04日

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