あらすじ
自分がやられて嫌なことは、相手にもやってはいけません。…なんて、学校の先生は言うんです。でも、あの子は僕に殺してもらいたがっているし、僕もあの子に殺してほしいと思っているのだから、僕らが互いを殺し合うことに、一体なんの問題があるというのでしょう。気が付いたら始まっていた人生。終わらせる時くらい、僕らの好きにさせてくれませんか? 間違っているのは、僕らでしょうか。それとも…。
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この巻で完結します
投稿時点では未完結扱いですが、この巻で全てのキャラが退場(一部時間差あり)し、物語としては完結します。
全巻通しで読んだ感想としては、駆け足の展開、掘り下げのないラスボス、メタ発言、後付にしか見えない設定など、明らかに引き伸ばしに失敗して手仕舞いにした感が漂っており、これでは5巻までとエピローグで締めたほうがよかったのでは、と思えます。
特にシュナイダーと春子の扱いが雑で、二人とも前半ではきちんと役目が与えられていたのに、報いもなく退場してしまう有様で、こういった扱いの落差が「結果的に本懐を遂げた莉央(と越郎)だけが勝ち逃げした」ように見えてしまうのも要因ではないか、と愚考します。