【感想・ネタバレ】方舟のレビュー

もろづみすみとも

母親が亡くなって日も浅い春休み、高校教師の島は行きずりの少年を買う。新学期に受け持ちのクラスへ行くと、その時の少年・石田がいた。先生だったんだね、と近づく石田に「人違いだ」と誤魔化してしまう島だったが…。恋に人生に不器用な人たちが、大切なものをみつけるラブストーリー5編。もろづみ流エロマンチカ☆

[ブクログ · ★★★★☆]

短編集。色んなひとたちがぐるぐる悩んでいて、すごく印象的に残った。この本読んで駄目な大人が好きになった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ほぼ短編集。
せんせいと、せいとの話は、せいととお父さんのやりとりが痛々しい。だけど「未成年だしね」な切り口で言うと、かなりリアルな気がしていたい。
絵は好き嫌いあれど、妙に心に残った一冊。

[ブクログ · ★★★☆☆]

短編集ですが、一つ一つのお話に籠められたメッセージを感じます。単なる恋ではなく人間としての心のあり方を問うような内容が多いですが、静かなストーリー展開と柔らかな絵柄なので染み込むように心に入ってきました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

かわいらしい絵柄のわりに、うまくいかなさとか醜い部分がしっかりかかれててずっしりくるなあ、という印象の作家さんでしたが、今回はわりとさらり、な印象。エロ度低めだったからかなー。読みきりばかりだからかな？

「悪い人の夢」と「金のエンゼル」が好きかなあ。とくに「金のエンゼル」は、裕福な子と薄幸な子との話で、可哀相だから何かしてあげたい、ていう感情がすれ違うのが結構リアルで心に残っている。