あらすじ
株主優待投資で代表的な銘柄をひとつ挙げろと言われたら、私はスターバックス コーヒー ジャパンを取り上げます。1月最初の営業日の寄り付きに購入し、そのまま保有。
3月23日を経過した最初の営業日に売却するトレードを行ったら、2004年から2014年までの11年間、一度も負けたことがないという結果が出ました!
株式投資にはリスクがあります。イベント投資も同じです。そのリスクをできるだけ小さくして、リターンをいかに大きくできるか。しかも、上げ相場でも、下げ相場でも儲け続ける。それができるのが、イベント投資だと思っています。
イベント投資は、一瞬にして一財産を築く手法ではありません。年率で言えば、30~40%を目指す手法です。
ただし、デイトレのように、パソコンの前に張り付く必要はありません。ファンダメンタルズ投資やテクニカル投資のように、難しい知識を知る必要もありません。
必要なことは、高い株価でも買ってくれる場と人を予測して、その株式を安いときに仕入れることです。サラリーマンなら常日頃行っていることと同じです。だからこそ、イベント投資はサラリーマン投資家に向いていると思います。
本書には、この投資法の仕組みから、データが示す相場の動き、最初は何から始めればいいのかという指針まで、私の経験をもとに記載しています。
もちろん、本書の内容を全てまねする必要はありません。常識とはかけ離れたところに、個人投資家が生き残るひとつの道があります。そのことを理解してもらえば、
きっと一般常識とは違うスタンスで投資できるはずです。
そして、あなたオリジナルの投資方法を新たに生み出してください。そのための指針も紹介しています。
【主な内容】
第1章 30万円で始めた株で1億円を達成!
第2章 株で儲ける仕組みは花屋に学べ!──イベント投資の基本
第3章 スタバ株は1月に買え!──実践 株主優待投資
第4章 株を始める前に知っておきたいこと──数字が示す儲けのヒント
第5章 プロの土俵にあがるな!──個人投資家 9つの心得
第6章 専業投資家への道──千里の道も一歩から
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「わたし将来はお花屋さんになりたい!!」株取引は花屋さんである。花屋さんのようにやれば、うまく儲かる。
株主優待や配当の日や東証一部昇格に合わせて上がる株価を利用して投資をする方法。今年はこれで行ってみようと思う。的中して、失敗した。
ただこれは、株取引の鉄則「株は美人コンテストに似ているが、自分が一番と思う女に投票するんじゃない。みんなが一番投票しそうな女を探して投票するのだ。」という格言を実現するよい手法だ。
2017年のバンダイナムコの3月末の配当権確定日にむけて2月頭の3175円で買って、3月上旬の3500円台で大喜びして、権利落ち日以降の株価下落で利益を減らして、この手法は確かだと確認した。
ただ、うまくいけばね。
Posted by ブクログ
イベント投資の解説。アノマリーなど機関投資家でなく個人投資家としての投資戦略
10年前の本で細かい内容は変わっているだろうけど、大元となる考え方等参考になる。
私も南の島でのパーティーに向けて探します。
Posted by ブクログ
東証2部から東証1部になると値上がりする
イベント投資はお花屋さんといっしょ
期限か来る前に売り切る
権利付最終日の2~3ヶ月前に買う
権利付最終日の3営業日前に売却が基本
権利付最終日の大引けまでに売る
権利付最終日の翌営業日=権利落ち日
権利確定売りで株価下落
優待権利日前の株式売出に要注意!
公募増資を行う発表をした銘柄は下降トレンド形成しやすい
株価は3ヶ月ごとに特徴あり
1-3月 株主優待狙いと機関投資家の買いが集まる
4-6月 ゴールデンウィークあたりから下降トレンド
6月後半から上がりやすい環境に
7-9月 7,8は相場がダレる 9月配当狙いでまた上昇
10-12月 10月は軟調 11月末から上昇へ 12月末で 利確しときたい
どうせ買うなら月の後半が有利
昼は値下がり、夜は値上がる
Posted by ブクログ
スタバ株と本の名前はなっているが、
簡単に言うと「株主優待などで起こる株価の規則的な変動を
つかんで投資しよう」という投資手法だった。
アイデア自体はシンプルではあるけど、実際に行うには
株を売り抜けるときに誰に売るのか(個人投資家か機関投資家か)や、
どういった規則的な変動がありうるのか、それをどうやって
検証しているのか、などのあたりは参考になりそうだった。
Posted by ブクログ
◾3月末権利の優待人気銘柄
タカノ モスフード アトム 昭文社 京阪電気鉄道 リーガルコーポレーション 王将 松屋 梅の花
◾2、3ヶ月前の地点で上昇トレンドか確認。売りは3、4営業日前。
◾優待券で人気
コロワイド チムニー アトム
◾1〜3月 最も儲けやすい。
年初はご祝儀相場あり。その後、12月の上昇反動で下げる。特に2月は低調。3月は配当、株主優待で買いが入る。国内機関投資家も3月末の評価に向けて売りは控える。
◾4月〜6月 前半注意
GWを挟んで下降。海外ヘッジファンドの半期決算に伴う売りも影響。6月には売りが止まる。特に後半からは株主総会での材料期待で上がりやすくなる。
◾️7月~9月 1年で最も方向性が難しい時期
7、8月は相場を動かす材料がない上に海外投資家が夏休みに入るため上げもせず下げもせず。テクニックが必要。9月は配当取りで上昇トレンド。
◾️10~12月 最も激しく動く時期
10月は海外勢の決算対策売りで軟調。11月下旬以降は決算期を終えた外国勢がリターン。12月末時点の成績で海外勢の評価が決まるため株の売却は起こりにくい。さらに日本のボーナス投資も増える。
◾️2月中旬から4月中旬と11月末から12月末の2回がチャンス
◾️年初の3営業日でその年の相場を予測
◾️月の後半で買う方がプラスになりやすいけいこう。
◾️機関投資家は3、6、9、12月末の四半期の成績で資金獲得に影響が出るため無理にかぶかを押し上げる。ウインドードレッシング。
特に東証2部、東証REIT、JASDAQ、マザーズ。
◾️米の金利が騰がると日本の株価は騰がる。FFレートと連動。いったん株価調整が入るのでそこがチャンス。
◾️末尾が5と9の年は騰がる。企業計画、記念行事、記念配当などは10年周期が多いことに起因。
◾️東証2部の優良銘柄、株価安定、株主優待あり、10万円前後は狙い目。1部上昇の可能性あり。
Posted by ブクログ
最近株主優待が話題になっていますが、こちらの本はその株主優待の権利確定前に売り切るという手法です。株主優待が目当てな方には向かない手法ですが、初心者で確実に利益を出したい方には一読の価値はあるかと。
Posted by ブクログ
簡明な株式投資本である。
特に、「ファンダメンタルズ重視で、割安なタイミングを狙って投資しているのに、なぜかうまくいかない」という方に向いた一冊。「イベント」に割り切って投資する、あえて人の逆を行くという著者の投資手法は、そういう人にこそ参考になるだろう。
語り口も平易で読みやすいので、初心者向け。
逆に、株式投資上級者には少し物足りないのかな。知っている話も多いと思うので。
Posted by ブクログ
少し内容の古い投資方法の紹介であった。
投資本を読む際は
投資方法に正解がない様に
投資本は引き出しを増やす意味で読むことが多い。
今回の投資方法はイベント投資で
買いたくなる人の気持ちを考えて投資するという
自分にない考え方が買いてあり勉強になりました。
今ではインデックス投資が流行っており、
たくさんの人がインデックス投資を行っているが
作者はインデックス投資へは否定的であり
時代にあった投資方法を日々模索していくことが
投資する上で大切なんだと改めて考えさせられました。
作者の夕凪さんには
是非今の社会情勢を踏まえて
もう一度著書を書いてほしいと思いました。
Posted by ブクログ
高値ブレイク投資と親和性がある。
・為替に影響ない内需系が◯
・化粧品会社や外食。
・優待をとる人の気持ちで考える。
・アノマリー的には2月中旬から4月中旬、11月末〜12月末
・干支より西暦のほうがあたる。西暦末尾の5と9の年はいける。
・個人投資家は1から3月までが勝負
・アナリストや評論家の推奨株は賞味期限切れ。
・バブルにはのる。
Posted by ブクログ
イベント投資(優待の権利確定日の2、3ヶ月前に買い、確定日前に売る)について書いてあった。
著者は数年これで利益を得ていたようだが、この本の出版から10年以上が経ち、今も同じようにできるのか??
優待もその時から、悪い条件になっているので、こういった本は最近出版されたものを読むべきだなと思った。
Posted by ブクログ
個人投資家と機関投資家。行動パターンが違う。
誰に売るか。個人投資家はマーケットが活況なとき、機関投資家はいつでも。
信用評価損益率で、個人投資家が潤っているか見る。マイナス10%以下だと低迷、マイナス3%だと活況。
機関投資家はルールで動く。不祥事のおこった株は投げざるを得ない。
欲望が売り時の判断を難しくする=売り時を明確にする。
権利付き最終日までに売る。
株主優待の値幅取りは、内需系のものを。化粧品会社や外食チェーン。
女性、子供、オタク、がキーワード。
飲食系、食品系、美容系、レジャー関連。
米はダメ。
押し目買いで買うのは月の後半。
株価は夜中に上がる。日中は下がる傾向。
アメリカの金利が上がると、株価は上がる。
1月に買って3月に売る。
大型株はプロの市場。小型株は個人投資家。
少数派が勝つ。
みんなの逆張りをする=ヴェリタスのブルベア調査の相場観の反対を行う。
バブルを怖がらない。資産を大きく増やすチャンス。
頂点では逃げられない。一回暴落した後の反騰で売る。
東証2部の優良銘柄。1部への昇格期待。
倒産リスクが少ない。株価が安定している。株主優待を出している。単位株が10万円前後で買える。
Posted by ブクログ
イベント投資で有名な夕凪さんの本。
化粧品会社や飲食系の東証2部株主優待銘柄を、権利確定日の1〜2ヶ月前に仕込み、優待を取らずに権利付最終日の3営業日前までに売る手法を採る。
イベント投資を花屋に例えた部分が秀逸。
仕入れた花(株)をいつ、どんなお客さんに売るかを想定することの重要性を説く。
この「誰にいつ売るか」という考え方が大切。常に自分の取引の反対側に誰がいるかを想像せよ、と説いたのは「デイトレード」のオリバー・ベレス。
自分も「誰に売るか」を想像し、ストーリーを描いた上でトレードをしないといけない。優待のない銘柄であれば、「もっと上がる」と思っている投資家に売らなければならないということ。
その他、心に残った部分
□イベント投資のいいところは、売り時が明確であること
□いくらファンダメンタルズが好調だとしても、株価が上昇するという保証はない
□株主優待銘柄は業績に関係なく元の水準に戻りやすい
□優待銘柄で狙うなら、上昇トレンド途中の銘柄が望ましい
◎儲ける人は他人の欲しい株だけを考えている
◎あなたの株を買うのは誰かを知ることが大事
◎株主優待のときだけ上がる銘柄を狙う
◎儲けるチャンスは年2回
2月中旬〜4月中旬、11月末〜12月末
◎株式を売るなら朝がよくて、買うなら大引けがいい
□西暦の末尾が5と9の年は株価が上がる
◎個人投資家は1〜3月期が勝負時
◎株式市場での取引に参加するなら、常に自分が今、少数派に立って取引しているかどうかということを確認する
◎損切りができたら自分を褒める
□やられたらやり返さない→リベンジトレードは必ず失敗する(スーパーストック発掘法より)
Posted by ブクログ
市場の指定替えやなどで投資を行うイベント投資の手法を紹介した一冊。
著者自身の経験やイベント投資の方法、相場格言や様々な相場にまつわる噂を検証したりといったことが書かれています。
優待からの値上がり益を狙った投資の手法が主に書かれており、なるほどと感じる部分も結構ありました。
時期的な投資の手法や投資を行う上で気を付けるべきポイントなど氏自身の経験から書かれていて、非常に勉強になりました。
ただ具体的な戦略はあまり多く書かれていないので、本書で得た知識をもとに自分なりの投資手法を編み出していく必要があるとも感じた一冊でした。
Posted by ブクログ
①イベント投資で値上がり株を見つける方法は?
・Jcoffee投資法
・権利付き最終売買日に向けて、株価は上昇
・下降トレンドの株は買わず、2-3か月前に購入
・マーケットが強い場合は、3-4か月前に購入
・女性、子供、お宅向け優待銘柄
・公募増資をやる会社は気を付ける
・2/m買い→4/m売り、11/m買い→12/m売り
③気づき
・専業投資家は、キャリアのリスクヘッジとも考えられる
・オリンパスは最初、個人やヘッジファンドが投げ、その後、不祥事が確定して、機関投資家が投げる
・マネー雑誌で利益を上げている人のインタビューは参考になる
・有料セミナー
・段取り投資研究会
Posted by ブクログ
イベント投資というものがある。
季節によって儲かる時期と逆がある。
設けるチャンスは年二回
2月下旬から4月中旬
配当&優待狙いと国内機関投資家の買い
11月末から12月末
感謝祭明けとボーナス資金の流入