あらすじ
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現代オペラ界最大の関心の的、ドイツの演出家ペーター・コンヴィチュニー。オペラの伝統や慣習を破壊し、芸術とエンターテインメントの区分を超え、演劇的な手法も導入して大胆な再創造をめざすその仕事を、豊富な写真を交えて綿密かつ徹底的に論じ解説する。
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Posted by ブクログ
許さんの、オペラ演出家コンヴィチュニーについての本。面白かった!
私はどうやら結局コンヴィチュニーオペラ1個しか見てないみたいだけど。ドン・カルロスをウィーンで見て面白かった!エボリちゃんがかわいくってめっさ好みだった!ついでにカルロスくんとお友達の何たら君がホモホモっぽかった!カルロスくんはぽちゃコロ体系で、みんなデブ専?って感じの話でほほえましかった。(その辺はコンヴィチュニーが意図してたことなのか・・・)
私は見ててもあんまり意味分かってないまんま〜ってこと多いので(・・・)自分の頭で考えてもよう分からんまんまなんで、こんな風に懇切丁寧に解説されてようやく意味が分かってなるほどねー!てことが多いので有難いです。
許さんの本は、これもいつものクラシック評論本とかもそうなんだけど、おおう!そうなんか見てみたい!!/聞いてみたい!!という気にさせられるので、お勧め本としてよく出来てると思う。コンヴィチュニーさん見てみた〜い!
そんで、許さんの印象としては、パリやウィーン、ミラノでこのようなオペラの演出はあり得ない、と書かれてるけど、そうなんかなー。実際ウィーンで05年にドイツからやってきた、という頑張った演出のいくつか見たけど(上記のドン・カルロスと演劇の罪と罰)確かにブーイングの嵐であった。
しかし、そんな頑張った演出がまかり通るハンブルクはまだしもベルリンって面白い街だよなあ。やっぱり元東、とかそういう歴史的なもんなんかな。
コンヴィチュニーさんじゃないけど、05年にベルリンコーミッシェオーパーで見たモーツァルトの「後宮からの逃走」は、後宮が女衒宿に設定されてて、出てくる人が娼婦とその客と女衒しかいねーというオペラであった。女の人はヒモパンいっちょで歌ったり、男の人はまさしくフル○ンでどたどた舞台上を走り回り、歌ったりしてた。絡み合ったりしてた。すごかった。18禁にしなくて良かったんだろうか・・・。あれが国営オペラ座か〜。ベルリンってすごいよね。(本の感想になってないから!)