あらすじ
日本国憲法が公布、施行された1946-47年に発行された小冊子。中学1年生用の社会科の副教材「あたらしい憲法のはなし」。全国の家庭に配布された憲法普及会編「新しい憲法 明るい生活」。法制局閲、内閣発行の「新憲法の解説」。新憲法への熱い思いが伝わってくるこの3篇はいまこそ読み直されるべきだろう。
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Posted by ブクログ
3冊の冊子を通じて国民に新しい憲法に親しんでもらい、普及させようと努力したのがよく伝わってきた。
民主主義、象徴天皇、戦争を放棄するという誓い、国民が国を作るという意識、そのほか国民ひとりひとりに理解をしてもらうための説明がとても分かりやすかった。これらが各家庭に配られて、みんなが読んだのだとすれば、当時憲法に対する理解度は高かったのかもしれない。
戦争は愚かで、武力で国家の運命をのばすのは誤っているということについて、逃げることなく書かれていて驚いた。こういった戦後の反戦の空気が、今失われてしまったのだということも同時に感じる。
平和を享受できた約80年間があったのはこの誓いのおかげだ。権力は暴走するものなのだ。国民の力でそれを止めなければ平和はつくれない。
令和の人々に必要なのは、まず憲法を読んで理解することではないかと思う。改憲に向けての勢力が強い今こそ読むべき書だと思った。