【感想・ネタバレ】ご冗談でしょう、ファインマンさん 上のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年12月03日

理論物理学者でお茶目でキレもので…なんだかビックバンセオリーのシェルドンを彷彿とさせられた。とても面白かった。当事者目線のマンハッタン計画裏側の逸話は非常に興味深かった。ニールス・ボーアもフォン・ノイマンもハンス・ベーテも出てくる

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Posted by ブクログ 2023年08月25日

子どもの頃科学や物理が好きで、ファインマン少年のように自分の部屋を実験室のようにして遊んでいた時期があったなぁと。

結局、自分は研究者という進路には進まなかったけど、純粋無垢な好奇心、周りを取り囲む奇人変人、いっときなにを言ってるのか分からない理系文章も含めて、自分が研究者の道に進んでいたとしたら...続きを読むー...と、一つの"もしも"を想像するにはとても楽しい読書体験でした。

実際の研究職はこんなにときめき溢れていないし、それゆえのこの本の魅力なのだろうけど。
私にとっては少年の頃の自分に再会し、一緒に読み進めているような、楽しい時間を過ごせた気がします。

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Posted by ブクログ 2022年07月09日

久しぶりに引っ張り出して読んだがやはり面白い。名だたる天才たちとの出会いや設定が本当に羨ましく思う。当時あまり記憶になかったが改めて読むと「二人の金庫破り」の章がとても面白く感じた。

あとどうやら下巻を読んだことがなさそうだったので引き続き読む。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年06月10日

とても面白いエッセイだった。
幼少期のワクワク感。女性との向き合い方。
原爆開発のエピソード。(日本人としてはやや複雑だったが)
ファインマンの非凡な部分と非常に人間味のある部分が垣間見えてとても楽しめた。

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Posted by ブクログ 2021年11月18日

好奇心に基づく知的活動から生まれた面白エピソードの数々に、思わず口元が緩む。
やりたいと思ったことは何でも試してみる。
ファインマンのフットワークの軽さは、凡人の背中を押してくれる力強さもありました。

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Posted by ブクログ 2020年09月12日

めちゃくちゃ面白かった。
共感する部分多数。
ビジネス書読むよりもヒントになること多数。
ずっと敬遠してて損した。

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Posted by ブクログ 2020年07月25日

ノーベル物理学賞の受賞者のファインマンさんの話を、短編形式で書かれている書籍。こんな色々な経験してる人はそうそういないだろう、そしてその一つ一つの出来事も凄く面白くてつい笑ってしまう。またファインマンさんは、人生を楽しんで生きる姿は読んでいて愉快な気持ちにさせてくれる。こんなすごい人なのに何事にも謙...続きを読む虚な姿勢なのも素敵でした。

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Posted by ブクログ 2018年11月21日

物理学の話は言葉での説明のみだから良く分からない点もあったが、それを上回る話の面白さで、ファインマンの人柄がよく伝わってくる本だった。ノーベル賞につながる研究も、とっかかりは遊ぶことにあり、他人からの期待にこたえる責任はないと見極めた件は共感できた。自分が楽しいこと、やりたいことをやって生きればそれ...続きを読むが結果として人のためになるということが分かった。自分もこれ以上出世や昇格などの地位を与えられるようなことがあったとしても、与える人の期待と自分自身は違うのだから、期待に応えるために努力するのではなく、自分自身をみつめ、自分ができることからやりたいことからやることを意識していきたい。素直に、純粋に、そして謙虚に。本著はいい本である。

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Posted by ブクログ 2018年11月06日

物理学者ファインマンの記録
いたずら好きで、問題を指摘する時にいたずらを通して指摘する。
根っからの理系って感じ。
金庫破りの話が、お気に入り

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Posted by ブクログ 2023年11月11日

ノーベル物理学賞を受賞したファインマンの自伝。理系ならタイトルだけは知っている人は多いはず。

天才の自伝というと、子どもの頃から「人とは違った」エピソード満載なことが多いんだけど、この本は本当に等身大のファインマンをさらけ出しているように思った(もちろん、謙遜の部分はあるんだろうけど)。

いらず...続きを読むら好きで目立ちがり屋、面倒なことは嫌いな1人の少年、ただ、人より少し好奇心が強く、行動力がある。このわずかな積み重ねが偉大な物理学者を生み出したんだなと。

ファインマンが覚えているエピソードが並べられているんだけど、たぶん誰もが似たようなエピソードを持っていて、読みながら「久しぶりに昔得意だった〇〇やってみようかな」と好奇心を刺激される本。

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Posted by ブクログ 2023年02月25日

科学の業績は、誰がやったかよりも何をやったかが気になる。一方で伝記となると、何をやったかよりも誰がやったかのほうが気になる。
これが世紀の天才物理学者の伝記とわかっていて読むのだから、好奇心の塊で、正直で、いたずら坊主の行動を並べられたら、そりゃあおもしろいって話。
もがもがふにゃふにゃの哲学の先生...続きを読む、アリの行列の観察、バッファローのバー、金庫破り、アインシュタインの前で講義など、エピソードのバリエーションが豊富すぎる。

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Posted by ブクログ 2023年01月25日

僕たちは「できるけどやらないだけのことさ」といつも自分に言いきかせているわけだが、これは「できない」というのを別な言葉で言っているだけのことなのだ。

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Posted by ブクログ 2022年04月09日

言わずと知れた良書として、その評判はあらゆるところで目にしていた。やはり面白い。翻訳もの特有の読みづらさも無い。文系の人間には機械の細かなことや物理の詳細は理解できななかったものの、考え方や死生観といったものは得るものが多かった。

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Posted by ブクログ 2021年06月08日

物理で有名なファインマンの本なので手に取った。
格別字が大きいなどはないのに、文章がとんでもなく読みやすくするする読める。
ファインマンの半生のエッセイだけれど、小さい頃からラジオを直したり、夢をどこまで知覚できるのか試したり、金庫破りをしたり何かに夢中になっている。有名人がたくさん集まる中で発表す...続きを読むる時も、数学のことを考えはじめたら緊張も吹き飛ぶらしくすごく楽しそう。
奥さんが病気で毎日3時間かけて入院先まで会いに行っているの、大変そうなのにあっさりと記述しているのもすごい。
決して楽な事ばかりではないのに、思考がシンプルで顔色を伺わない性格は生きやすそうだなと感じてしまった。

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Posted by ブクログ 2021年06月05日

1965年にノーベル物理学賞を受賞した、リチャード・P・ファインマンのお話。物事にとらわれず、素直で清々しい生き方。原爆開発にも関わっていたのですね…

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Posted by ブクログ 2021年04月27日

天才物理学者が生い立ちと内面をユーモアたっぷりに語る。

理系は全般ダメなので、物理学そのものについて書かれた本は読んでいないが、こういう周辺のお話は好きで良く読む。

物事に対する見方、考え方などはなるほど、と思う点が多い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月25日

・みんな知っていることを実際に当てはめてみることができない。本当に理解することによって学ばないと知識などすぐふっとんでしまう。

・MIT以外の大学院に行ったのは良かった→若者はすべからく広い世界に出て、外を見てくることだ。事物の多様性を知ることは大切なことだからだ。

・アインシュタインは、すべて...続きを読むが彼の理論通りにはならないかもしれないということをよく知っていて、他のアイデアに対してとても寛大だったのだ

・アリがアリマキの蜜をもらう姿を拡大レンズで見た 自分の目でつぶさに見るのはほんとうに面白かった

・いくら人が僕はこういう成果をあげるべきだと思い込んでいたって、その期待を裏切るまいと努力する責任などこっちにはいっさいないのだ。そう期待するのは向こうの勝手であって、僕のせいではない。

・なぜ昔は楽しめたのだろう?そうだ、以前は僕は物理で遊んだのだった。いつもやりたいと思ったことをやったまでで、それが核物理の発展のために重要であろうがなかろうが、そんなことは知ったことではなかった。ただ僕が面白く遊べるかどうかが決め手だったのだ。
僕が別にそれをやらなくたって痛くも痒くも無い。もう誰かがとうにやってしまったことだし、別に科学の未来に役立つことでもなんでもないが、そんなことはどうでもよかった。僕はただ自分が楽しむためにいろんなことを発明したり、いろいろ作ったりして遊んだだけの話だ。
というわけで、ぼくはここに至って新しい悟りみたいなものを開いた。僕はもう燃えつきたローソクみたいなものだから、もう決して大した成果もあげられないだろう。これからはそれこそ娯楽のために、気の向いたときにその価値なんぞぜんぜん考えずに、ただ物理で遊ぶことにしよう。

こうなると努力なんぞというものはぜんぜんいらなかった。こういうものを相手に遊ぶのは実に楽なのだ。びんのコルク栓でも抜いたようなもので、すべてがすらすらと流れ出し始めた。そのときは何の重要性もなかったことだが、結果としては非常に大切なことを僕はやっていたのだ。
(そうして、ぐらぐらしている皿の運動をただ楽しいから計算し始めたのが、のちのノーベル賞につながった)

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Posted by ブクログ 2019年06月04日

物理学の世界で有名なファインマン先生の自伝エッセイ。
学生時代の話に始まり、原爆の研究、いわゆるマンハッタン計画に携わっていた期間の話、教授時代の話など、面白いエピソードに事欠かない。

ファインマン先生の、ユーモア好きでいたずら好きな人間性が垣間見えるエピソードが多く、こういう人に学問を教わること...続きを読むができた学生は羨ましいと思う。

ファインマン物理学は名著と言われているが、ついぞさぼり癖の大学生活を送ったせいで、いまだに読んでいない。

思い返してみれば、自分が研究開発の道に進まなかったのは、大学時代に科学の面白さをイマイチ実感できなかったからだと思う。
それは、大学の講義や教科書が、理論の伝授に偏っており、具体的にそれが現実世界とどのように関係しているのか理解できなかったからではないか。

本書の中のブラジル時代のエピソードでは、ファインマン先生が教えたブラジルの大学の学生は、教科書に書いてあることをコピーして暗記することはできるが、その理論は世界をどのように説明しているのかを、理解していないという記述がある。

本書の中での具体例では、学生は「物質が砕かれたり擦られたりした際には摩擦発光と呼ばれる現象が起こり、発光する」という知識はあるが、暗室で砂糖を砕いたときに砂糖が光ることを知らない。

さらに言えば、この現象は液晶ディスプレイやLEDなど現代の光に関する技術において必須となっているが、そのような対応関係を認識できていないということだ。(もちろん私も本書を読むまでそんなことは知らなかった)

線形代数はどのような意味あり何に活用されているのか、微積は?熱力学は?電磁気学は?・・・科学に興味を持つためには、数式を覚えるのではなく数式が世界をどのように表現しているのか理解し、そして自分の手を動かし、実験したり工作してみることが不可欠だ。

もう少し早くこのような本を読んでいたら、自分の人生も変わっていたかもしれない。

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Posted by ブクログ 2019年01月16日

いたずら好き、ユーモア。
純粋に物理学を愛して、邪心がない。
何でもやってやろう・試してやろうという気持ち。
とことんまで突き詰める執念がすごい。

さわやかな読後感。

・原爆作成・・・大きく関わった。罪悪感というより虚無感。
どうせなにもかもなくなるのに、という気持ち。当時の
戦争熱・発明熱だけ...続きを読むにとらわれており、原爆を創ることで
何が起きるかということに関して考える機能が停止していた
とのこと。正直なんだろうが、物理学者である前に
人間としてどう考えたのかを聞きたい気もした。

・女性・・・今日寝る気があるか聞いて、ウンと言ってくれて
嘘をついていなさそうだったら初めてそこで何か買ってやる、
というコツを聞いて早速試してみたらうまくいった。

・金庫破り・・・ものごとへのこだわりのすごさ。時間をかけて
修練を積み、自家薬籠中のものとした。

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Posted by ブクログ 2023年10月07日

物理でノーベル賞をとったファインマン氏のトンデモ日常。
戦争時原子爆弾などにも関わった人だったんですね。
日常のふとした事に興味を持ち、息を吸うように仮説をたて実験しているのが流石。
中盤は色々難しくて飛ばし読みしましたが、蟻の実験とか、手紙の検閲をハックする話とか、金庫を解除しちゃう話とか。面白が...続きを読むってムズカシイ物事を逆手に取るのが痛快ですね。
続編もあるのかー。ちょっと読むの大変かも。

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Posted by ブクログ 2023年05月12日

 僕は理系の学問が不得意なまま二十歳を越えてしまった人間である。よって、この本は子供の時から理系学生を経由して、講師、教授などの理系人生に刺激を与え、参考として参照されるだろう本なので、子供のころからの愛読書だっあら良かったのに、と思う。
 理系の大学を出てれば、とかまでは思わない。文系は安いですし...続きを読むね。
 大学受験までで語られる数学、物理学以外の理系の概念はハッキリいって分かってたらすごいレベル、受験国語の知識を生かして読んだ感が強い。
 よくファインマンに関しては、万能な人なのがちょっとね、って聞きますが僕はそこまで嫌とかではなかった。

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Posted by ブクログ 2023年04月19日

中盤の物理学話は難しい。ロスアラモスの有名人の日常エピソードが藤子不二雄や石ノ森章太郎が住んでたトキワ荘ぽい。

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Posted by ブクログ 2023年04月17日

最初、天才物理学者の本という事で身構えでしまったが、途中から急に読みやすくなった。文章が上手くなったのか、こちらが慣れたのか^_^ 失敗談なども多くて、人間味溢れる人柄に惹かれる

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Posted by ブクログ 2023年02月22日

先輩社員が面白いと言っていたので、物理学に明るくない、小説ばかり読む私だが読んでみた。

最初は「まぁここが面白いポイントなんだろうな」という感じで、面白い部分はわかるが、すごく面白いとは思えない状態だった。

あ、面白いなと思い始めたのはロスアラモス辺りからだったかな?
戦争という大きなイベントに...続きを読むよって、スピード感とそれにより滑稽になってしまっている周囲の人々との掛け合いが面白かった。

私は単純なのが好きなので「エニー クエスチョンズ?」が好きだったな。
最後の登壇シーンは想像して笑ってしまった。
その前後の精神鑑定と1ドルの話も好きだったけど。

物理学の部分は正直なんとなくで読み飛ばした。
本筋にはあまり関係ないのでそれでも問題なかった。

天才なんだろうけれど、どのくらい天才なのか計り知れない人間の考えることって、こんな感じなんだーと思った。
好奇心の塊で、本当に物理学で遊んでいる人の脳内。
結構女遊びの話もあって私は好きだった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月18日

      -2008.05.22

量子電磁力学のくりこみ理論で1965年に朝永振一郎とともにノーベル賞を受賞した著者の、名著の誉れ高いユーモア満載の自伝的エッセイ。

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Posted by ブクログ 2022年01月13日

どの話もハイハイ天才天才という感じ。本質の理解や、何にでも好奇心を持って深く深く調べる姿勢がズバ抜けていて、その部分は見習いたいと思った。
原爆開発の裏側も書かれている。科学者は敵国を殲滅してやるという気持ちは微塵もなく、無邪気に楽しく忙しく開発してしまったのだと思うと複雑な気分。その後の金庫破りの...続きを読む話で、同僚の鍵の暗証番号を原爆投下日じゃないか?とファインマンが推測したとあるが、この記述が個人的に衝撃だった。この人は原爆投下を恐ろしい思い出したくもない日とは認識していない。実験が成功した記念すべき日と考えているのだ!ファインマンが素晴らしい物理学者であることは間違いない。でもどんなに実績があってもノーベル賞を受賞してはいけない人なのでは、と上巻を読んだ時点では思っている。だってダイナマイトの戦争利用を憂いたノーベルが設立した賞ですよ。。

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Posted by ブクログ 2021年04月29日

小説と思っていたらノーベル物理学受賞者のエッセイであった。そんなことも知らずに読んでいた。子供の時からの楽しいエピソードが並ぶ。
小説の主人公のようにイタズラずきで愛せる。
ご冗談でしょう、ファインマンさん、は本当に言われた言葉だったとは。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年05月05日

全般、好奇心によって支えられる、彼の人柄が判って良かったかと。ただ、もう少し起伏に飛んだ物語を期待していたので少し物足りない気もしました。

アマの書評で非常に評価が高かったこと、彼の著書による電磁気学の本で学生時代に勉強したことから、このファインマンさんの本を読んでみた。

まず、物語としての読み...続きを読むやすさは、あまり評価できない。エピソード間でメリハリもなく、前後脈絡の薄い展開や、行間を読ませるにしても背景描写が不足している箇所があり、読み物として上等な部類と呼べないと思う。
(理系でないと読めないというような難解さは無いのだけれども)

しかしながら書いてあることは、刮目傾聴しなければならないことが、たくさんのエピソードで語られ、その意見には私は甚だ同意したいし、何よりその人柄が面白い。

この本で著者らが言いたいのは本質を見極める努力を怠るなということだ…
教科書に書かれた表層的な記述を丸暗記したり、思い込みで物事に取りかかるのではなく、総て己で確かめたなかで本質を理解するように薦めている。
まあ、実際には努力することでもなく、好奇心によって楽しく突き詰めた彼は、やはり科学界の巨人なのだが…

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Posted by ブクログ 2018年11月12日

ファインマンさんの体験集。いたずら好きの面をかき集めた、面白いエッセイ集というところ。ただ出てくる出演者が蒼々たる物理学の大家ばかりなのが、ファインマンさんなのだろう。

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Posted by ブクログ 2021年08月08日

竹内薫の「理系バカ文系バカ」で、理系ワールドを満喫したいあなたに、とっかかりのための本として推薦してあった。最近ではプレジデントで若手・中堅向けの書としてもお薦めになっていた。このメディアマーカーでも読んだ人が多いことに驚いた。
今のところ読んだのは上だけだが、言うほど面白いか?と感じてしまったが、...続きを読む確かに登場人物はオッペンハイマー、アインシュタイン、フェルミなどなど、錚々たるメンバーではあったことと、好奇心旺盛で何でもすぐ試してしまうことはすごいと思った。
下巻に期待。

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