あらすじ
帝、氷見の御前で舞う天覧能の日も間近。演目の目玉は白火が亡き母のために書いた新作能『颯佐』。しかし、白火は舞うために書いたのではないと言い出せず、蒼馬とすれ違っていく。そんな折、白火の移籍の話が出て!
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Posted by ブクログ
天覧能のお話です。
天覧能で演じる能の演目を決めるときに、白火が書いた母の「颯佐」を舞うか舞わないかで、蒼馬とすれちがってます。
といっても、それもすぐに解決するんですけど、もうちょっと白火がさっさと言っておけばと思いました。白火が嫌だと言えば、蒼馬が折れるのは分かっていることなのに、ギリギリまで言えないことで、いろんな人に迷惑かかってます。
蒼馬と白火の関係も、蒼馬が我慢しているので、進展がなくて、ちょっともどかしい感じ。6巻目なんで、もうちょっと進展してもいいのに・・・。
後半は、短編で、白火が日輪座を離れると聞かされたときの矢涼側の気持ちが書かれています。あの矢涼の台詞を受けての朧の気持ちはどうだったんだろう。気になります。