あらすじ
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【特長】タリバンの銃撃を受けても、ひるむことなく女性の権利と教育の大切さを訴え続ける16歳の少女、マララさん。世界中を感動させ、ノーベル平和賞候補にも挙げられる彼女の生声を、CNNの放送から収録。
有名な国連での演説のほか、銃撃事件が起こる前(14歳の時)の貴重なインタビューや、昨年秋にCNNのイベントで行われた公開インタビュー(お父さんも同席)も収録。だれでも理解できるようになる完全対訳と語注付き。■音声は収録されていません。「生声CD」をお聞きになりたい方は、書籍版『[生声CD&電子書籍版付き] マララ・ユスフザイ国連演説&インタビュー集』のご購入がおすすめです。【内容】・銃撃前のインタビュー「今、声を上げなくては」・国連演説「ペンと本で世界は変わる」・父娘インタビュー「世界一の勇気の育て方」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
“ One chiid, one teacher, one book and one pen can change the world. Education is the only solution. Education first. ”ー 本文54ページより
(ひとりの子ども、ひとりの教師、一冊の本、一本のペンが世界を変えうるのです。教育こそが唯一の解決策。教育第一です。)
私はこの言葉が、本書のなかでは、一番好きで、そして印象に残りました。そしてこれはマララさんが訴えたい、一番重要なメッセージでもあると思います。
そして、マララさんのお父さんの言葉にも
感動しました。勇気と覚悟にあふれています。
“ I can never compromise on freedom.
My approach is, I think that [it's] better to live for
one day to speak for right and...than to live for
100 years in such a slavery.
I will never put my ...
my neck into the yoke of slavery.”
ー本文76ページより
(自由に関して妥協することは絶対にありえません。権利を主張して1日生きる方が奴隷状態で100年生きるよりもましだと考えるのが、私の姿勢です。奴隷のくびきに自分の首を差し出すようなまねは絶対にしません。)
マララさんの言葉にはどれもとても力があり、読むとたくさんの勇気をもらう事ができます。
Posted by ブクログ
今年のノーベル平和賞を受賞したパキスタンの少女マララ・ユスフザイさんの言葉を集めたものだ。様々出版されているが、文字だけでなくCD でナマの声が聴けるのでこれにした。ただ残念なことにノーベル賞受賞前の声までである。
2008年(11歳)に教育を受ける権利をタリバンが奪っていると訴え始め、その後ネットでタリバン支配下の抑圧された生活を訴える。たくさんのメディアの取材に堂々と応じ、女性の権利を主張し始める。
しかし2012年(15歳)スクールバスで下校中、タリバン兵に銃撃され頭部に銃弾を受ける。英国に移送され、奇跡的に回復する。その後マララ基金の創設など活動を再開し、各方面から注目を集め各種表彰を受ける。
インタビューは銃撃事件前の14歳のときCNN が行ったもの。事件後の国連演説。そしてその後16歳になって父親と共にニューヨークでのインタビューである。
一貫して彼女は教育の重要性を説き、女性が教育を受ける権利を主張する。タリバンに銃撃されてもなお活動を続ける勇気はどこから来るのか、マララを育てた父親にもインタビューの焦点は当たる。ノーベル平和賞にふさわしいマララの勇気と発言であると思えた。