あらすじ
すべてを受け入れ、すべてを手放し、
すべてをゆるすと、人生が変わる。
喜びと楽しみに満ちた人生を選ぶか。
それとも、怒りと哀しみに覆われた人生を選ぶか。
このように問われて、怒りと哀しみに覆われた人生を選ぶと答える人はまず、いないでしょう。
ところが、日々の生活では往々にして怒りと哀しみの感情がわいてくるもの。
では、どうすればよいのでしょうか。
本書は、ありがたいことやうれしいことに感謝するだけでなく、
ありがたくないことやうれしくないことにも「全感謝」する練習を通じて、
喜びと楽しみに満ちた人生を手に入れるために書かれた本です。
著者は、北は北海道から南は沖縄まで、日本全国を旅してまわり、
有料・無料を問わず、これまでにのべ一万人以上の人生相談にのってきたという「人生相談家」の喜楽さん。
本業はコンサルタントとのことです。
喜楽さんといっしょに、感謝できない出来事をありのままに受けとめる練習をしてみませんか?
*目次より
あ:嵐を「しあわせの前触れ」に変える方法がある
い:いかなるときも、「当たり前」ではなく「有り難い」と思いなさい
う:受け入れる器を大きくする
く:苦労にも、正しい苦労と間違った苦労がある
さ:最期の日が訪れる前にちゃんと考える
た:滝に打たれなくても修行はできる
ひ:秘密の顔をもつ人になる
ほ:欲しければ、まず、捨てなさい
め:メッセージには、「悪魔のささやき」と「天使のささやき」がある
れ:劣等感を燃料にすると人生が動き出す
ろ:論理的な説明よりも、物欲のパワーを活用する
わ:和をもって、感謝に変えるとうまくいく
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルにある全感謝とは、うれしいことにも感謝するけど、嫌なことや辛いことにも感謝し、すべてを受け入れゆるすことだそうです。
全感謝を身に付けると、人生はしあわせに満ちてくるので、全感謝できるようになるために心がけるとよいことを書いてあります。
頑張りすぎず、他人と比べず、自分らしく生きるための考え方、といったところでしょうか。
日本語は愛で始まり和音で終わるということからあいうえお順にポイントが書かれているので、気楽にピンときたところを読んだらいいと思います。
秘密の顔を持ちましょう、という視点は面白いと思いました。仕事や家庭以外の第三の顔、それをあえて秘密にする、秘密や謎があった方が人としての深みが出て、魅力にも繋がる、とのこと。
プラス思考で考えようとか、素直に受け止めましょうとか、謙虚さを忘れずにとか、嘘はいけませんとか、そういう話はよくあると思うけれど、秘密を持てというのはどういうことなのか、例えばどんな秘密を持てばいいのか、『?』なのですが、ミステリアスな人は確かに、魅力的ではあるな、と思い、この視点は自分にとって発見でした。