あらすじ
1906年、世界初のアニメーション映画で、黒板に絵が描かれるのはなぜか。ポパイの歩行、ベティ・ブープの大きな口、『トムとジェリー』の音楽の魅力とは? アメリカン・アニメーションの傑作を読み解き、ウィンザー・マッケイ、ウォルト・ディズニー、フライシャー兄弟など、巨匠たちの表現技法の謎に迫る。(電子化にあたり図版を削除しました)
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Posted by ブクログ
1906年、世界初のアニメーション映画が誕生する。
そこからの表現手段の獲得とその背景について考察する。
とってもおもしろい。
セルアニメーションが分業を可能にしたこと、軍事教本がアニメの普及に役立ったこと、これにはびっくり。
なかで、アメリカではプレシンクが主流なのに対し、日本ではポストシンクが一般的。その理由を能や人形浄瑠璃などの伝統芸能の存在に求めた論考は愉しい。
Posted by ブクログ
世界初のアニメーション
『愉快な百面相』
ウィンザーマッケイ
眠りの国のリトルニモ
第一次世界大戦の新兵教育にもブレイのアニメーションが使われた(ブレイが売り込んだ)
ミッキーが口笛を吹いているのは、呼吸の表現。蒸気船ウィリーは、ミッキーが初めて呼吸をした場面である。
日本のアニメはアフレコだが、アメリカは今もプレレコでリップシンクを重要視している
日本がリップシンクの不在に寛容なのは、吹き替え映画になれているおかげ?