あらすじ
時は大正。稀なる才を持つ画家とその妻、そして弟子との緊密な三角関係の行方とは――。画家と弟子、娘と父親、兄と妹、幼馴染同士……多彩な愛の風景を収めた作品集。
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Posted by ブクログ
短編集。表題作「冬の熱」がそれです。「やおい」はBLではないと思っているのでBLだとは思いませんが、でもまあ、その類です。でもBLではありません! ……なに言ってんだかよくわかんなくなってきた。読むひとを選ぶけど、ふだんから本を読みなれているひとは好きなんじゃないかと思います。文学っぽいから。私はとても好みでした!
引用文は表題作「冬の熱」より。妻と弟子の会話から。ゾクっとします。愛というものの形、歪んでいたとしても、愛は愛。
Posted by ブクログ
長野香子さんの作品『冬の熱(2009)』を読んでみた。長野香子さんの作品は・・今年の5月に読んだ【ミアのケーキは甘すぎる(2017)】以来振りの作品です。 女性キャラクターの表情がリアルで可愛かった・・・ 特に”シマとタクヤ”の咲ちゃん 良いなー。
Posted by ブクログ
「ヒマワリ、走る」が特に好きだが、
「冬の熱」「シマとタクヤ」「わたしの魔法使い」も負けず劣らず好き。
「最上階のなゆた」「クリスマス遊戯」はぴんとこず。
いまぱらぱらっとめくってみて、ギュッ、と見張る、眼の表情がすごく多い。
人物の内面を確実に表現する画力。
特に女の子の絵がいいね。