【感想・ネタバレ】狐とまれびと - 朔月京物の怪語りのレビュー

沙藤菫

弟妹を養うため、冗談のような求人を頼りに物の怪が跋扈する朔月京に出てきた少女・結。勤め先である貸し物屋「登花楼」を支える面々は、美しいがあまりに個性的だった。常人ばなれした身体能力の青葉から、採用試験代わりに大量の家事を押し付けられ右往左往する結。狐の三兄妹がお互いを遠ざけてほしいという依頼をそれぞれ持ち込んできた。兄妹がいがみ合うなんて、と妹の依頼を止めようとしたが……。第9回C★NOVELS大賞特別賞受賞後第一作

[ブクログ · ★★★★☆]

家族のために働きに出始めた少女。
しかしそこは、不思議で怖くて驚きの場所だった。

いやこれ、確かに回れ右して
逃げ去りたい道すがらです。
これを越えて出会えたのが…あのメンツ。
個性豊かすぎです。
やってきた道をすっかり忘れそうになるぐらいには
驚きの職場です。
……怖くないだけ、めっけもの、かもしれませんが。

２話分に分かれて入っていますが
最初の狐…想像すると可愛いｗ
言ってる事と依頼内容は可愛くないですが。
さらに次の話も…可愛くない。
だだっ子だと思って、子供で想像すれば
脳内は可愛いですが、現実はでかいだけの大人。
これはちょっと…はたき倒したい。

主人公の女の子の過去も分かりましたが
心を守るため、と思えば
そう見つめられないものでもないかと。
とはいえ、本人にしてみれば
ひたすらに恥ずかしい、ですが。