【感想・ネタバレ】日本の原子力施設全データ 完全改訂版 「しくみ」と「リスク」を再確認するのレビュー

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Posted by ブクログ

推進派意見でも反対派意見でもない原発関連書籍はあまり見当たらない。そういう意味だけでも本著は貴重な一冊です。それでいて原子力発電に関する最低限の知識が非常にわかりやすく述べられており、原発を考える上での入門書であると言えると思います。

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2015年10月19日

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ネタバレ

日本の原子力施設全データ 完全改訂版 「しくみ」と「リスク」を再確認する (ブルーバックス)2012/2/20

内容(「BOOK」データベースより)
炉のタイプ、出力、所在地、建設費、主なトラブル、海抜・海岸からの距離、業務内容…。「どこに何があり、何をしているのか」がすべてわかる。原発から燃料加工・再処理施設、大学や企業が持つ研究炉まで、数ある原子力施設の全貌を知る―。原子炉全54基+関連施設を網羅した「読むデータブック」。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
北村/行孝
1950年、三重県生まれ。電気通信大学物理工学科卒業。読売新聞社社会部を経て、科学部で科学技術政策、原子力開発などを担当。同社論説委員、科学部長などを歴任。2010年から東京農業大学教授(応用生物科学部)

三島/勇
1958年、名古屋市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。読売新聞社東京本社入社後、静岡支局から社会部を経て、科学部で原子力、環境問題、宇宙・天文を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。


原子力発電とは何なのかと言ったところから解説があり良い
2012年4月23日記述

北村行孝さんと三島勇さんによる著書。
2001年に出ている本なのですが、福島第一原発事故を受けてその経緯、問題点、今後の対応など大幅に内容を改定しています。
原子力発電とは何なのかと言ったところから解説があり良いです。
原発事故後に出てくる世の中の本には脱原発、原発廃止一辺倒な本も多く
(もちろん健康を害した等事実に基づいてはいると思うのですが)
客観的にデータを持って今の日本の原子力の現状を解説した本が殆ど無くその意味で貴重な本であると思います。
ただもちろん原子力の解説には科学的用語も出てきます。本当に内容を消化し理解し切るには高校レベルの化学、物理の知識がきちんとあった方が良いと思いました。

(なるだけわかりやすく伝えようとしているのは読んでいて伝わってきますが・・やはり最低限の難しさは残るものなのかもしれません。むしろそこは本来国民一人一人が分かるよう努力するか教育内容を改善すべきなのだろう)
図表なども充実しておりそれも本書の特徴となっている。

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2022年01月16日

Posted by ブクログ

原子力発電所の仕組みやこれまでに発生した事故の内容、日本の原子力発電所の説明などが分かりやすく書かれていて、原子力発電所を勉強するうえでの良い入門書だと思う。

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2014年03月17日

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旧版も読んでいたので、フクイチ以後の加筆部分をざっと読む。◆◆最終章の原子力規制庁の問題「プロをどう育てるか、予算をどう確保するか」は常に目を光らせないといけない課題だ。原子力への勉強を志す若者が減っている現在をかんがみると恐ろしさを感じる。

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2020年07月27日

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ネタバレ

原発利用を現実的なおかつ前向きにとらえていて、興味深かった。

また、わかりやすく放射能の影響や原発の仕組みが説明されてあり、理解しやすかった。

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2012年09月01日

Posted by ブクログ

JCO臨界事故を受けて書かれた本が、福島第一原発の事故を受けて改訂を受けたもので、リスク・廃炉などについても書かれています。
商用原発だけではない、大学や企業の研究炉まで含めた原子力施設の詳細データと、原子力発電のしくみについて。こんなところにも原子炉あったのか、とか、この原発、こんな不祥事を起こしていたのか、というのが一望できます。
だからといって反原発、という本というわけでもない。正しく理解し正しく怖がろう、的な感じに受け取れます。
しかし、ドイツのメルケル首相が言うように、いくらやっても残余のリスクを誰も負えないはずです。しかもこれだけ事故や不祥事、隠蔽が起きているものを。もう「正しい知識」はいらんかもな〜と感じました。

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2012年05月03日

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