あらすじ
なんで? なんで俺は志郎にさわれないんだろう──幼なじみの志郎と正巳は、ある日、自分達の兄同士のH現場を目撃してしまう。動揺するふたりだったが、今までどおりでいようと約束。しかし、どうしてもお互いを意識してギクシャクする。普通に振る舞いたいのに、普通がわからなくなる。どうやったら前みたいに戻れるんだろう…… 表に出せない想いを募らせる志郎と正巳だったが?
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
当たりでした。
最初の数頁立ち読んで絵柄が好きで気に入って。
話を複雑にするヘタレクソ野郎に一途に恋し続けるいじらしいイケメンあぁ残念!あぁ何て素敵!
「好きなことごまかしてて…ごめん 好き」なんて好きな子から云われたら全部帳消しにしちゃう位の破壊力。それを素で云いのける天然さも憎々しい可愛らしさ。
何て云うか凄くツボだった。攻の健気な可愛さを堪能致しました。こんな人に我儘いっぱい云っても愛されて許されて構われたいなぁと思った←
Posted by ブクログ
表紙絵の受けのあまりの眉毛の太さに読むのを敬遠していたんですが、ミーコハウス作品は静止画はアレでも漫画は素晴らしいことを忘れていた。思春期の恋のハラハラ感を絶妙に描いた良作。個人的に兄カップルたちがすきです。
Posted by ブクログ
自分たちの兄貴がセックスしてるのを見てしまった志郎と正巳。
驚いて逃げ出して、同性の幼馴染みをすごく意識してしまって、距離感に戸惑う。
あれを見たからなのか、昔からなのか。とにかくまともじゃないその感情に名前を付ける事ができずに苦しむ志郎を、近くで見守るしかない正巳。
棘だらけのガラスのような少年の感情が、めぐりめぐって一所に収まるまでのステキな一冊。
ただ、彼女のウソだけがちょっと。どうにも軽くて納得できなかったので、★四つ。
松本ミーコハウスさん、今わたしのブームです。
Posted by ブクログ
お互いの兄二人の濡れ場を見てしまったばかりに、気まずくなった幼馴染みの二人。
それから自分の気持ちをはっきりと意識し、結ばれるまでのお話。
志郎くんがうじうじしていてどうしようもないですが、女の子に逃げたりぎくしゃくするのって、逆に最初から正巳くんの事好きだったって事ですよね。
イライラしたり、悲しくなったりしましたが、最後はハッピーエンド(?でよかった。
彼女も可哀想ではありますが、引きずったまま、結婚して一生後悔するよりも幸せにしてくれる人を見付けた方がいいと思います。
しかしドアくらい閉めようよ、兄よ。
志郎兄が美人さん過ぎて、お姉さんにしか見えません(笑)
テレビくんの気持ちの居酒屋の彼に似てますが、まあ、関係ないですね。
同一人物だったら、テレビくんのバイトくん可哀想。
Posted by ブクログ
互いの兄のセックスを目撃した幼馴染同士。互いに惹かれあうも、同性愛に対する嫌悪の強い一方が自分の中にある幼馴染への欲求を認められずに、異性愛でカモフラージュ。友人関係として幼馴染とは割り切るも・・・・。
最後のセックスシーンで自分の欲求を認めさせる攻めがえらい。セックスによって、自分の同性への欲望を自覚し、「そこ浅くついて/いくのが怖いから手を握っていて/好き/いかせて/そばにいて・・・」等々がんばって白状している。
受けが自分の中のホモファビアや性的欲求を認められず、攻めが強姦によって、つっきるというBLテンプレターンの終わりを予感させる作品。
強姦まがいの攻めが肉体的に追い詰めて「ほしいといえ!」という脅迫でしか、自分の欲求をしゃべれない受けにことばをあたえていくところなどやさしい。