あらすじ
三〇〇〇年にわたる人類の思考=哲学史を紐解けば、現代生活にも応用できる実用的な思考パターンが見つかる。ソクラテス、デカルト、ニーチェほか、主要な西洋哲学者の名言とその思想内容を平易に解説!
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Posted by ブクログ
本書は「哲学が手っ取り早くわかる方法はないだろうか?」と言う問いに対し、哲学の流れがわかるように、哲学者の思想を端的に表現した名言と、その思想内容をわかりやすく解説したものだそうです。
しかし、どのような学問にも手っ取り早くわかる方法などなく、特に哲学は、「哲学史を学んだらわかる」というものではないのです。私が思うに「哲学がわかる」には、古代から現代までの哲学者が闘ってきた、哲学の難問と言われる「問い」について自分自身が疑問に思ったり、その疑問に自分自身の思考を駆使して答えをだそうとしたり、哲学の本を読んで学んだり、もがき苦しんだ経験が必要なのです。
そのような経験がある人たちにとって、この本は、哲学史の目次としての存在価値があるのではないかと思いますが、それ以上ではありません。