【感想・ネタバレ】部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中のレビュー

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Posted by ブクログ

若き金四郎の放蕩の日々。しかし、町方を悠々自適に暮らすものではなく、自分の境遇を悩み、しかし何もできずにいる葛藤から陰りがついて回る。冒頭で死体の第一発見者になったことから、なりゆきで下手人を探ることになるのだが。この事件を通して成長する金四郎の話、なので、めっちゃかっこいい金四郎様を期待して読んではいけない。が、金四郎をはじめ登場人物は十分に人間臭く魅力に溢れている。
遠山金四郎を扱う小説では、最も史実に忠実な設定で描かれており、うまいなあと感じた。桜吹雪はない。この金四郎にはそれを背負い込む度量はまだないようだ。

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2023年01月28日

Posted by ブクログ

19歳の遠山金四郎は、旗本遠山家の生まれながら、複雑な家庭の絡みで、家を飛び出し、歌舞伎の森田座の笛方の見習いをしながら、長屋住まいをしている。
狂歌師であり、戯作者であり、役人でもあると言う大田南畝に振り回される毎日を送っていた。

ある日、雛菊という花魁の死体を見つけた金四郎は、その死体にまつわる事情を調べることになった。

ワタシにとっての、遠山の金さんと言えば、やはり
「杉様」

悪者の巢に飛び込み、片肌を脱ぎながら、
「数ある花のその中で、大江戸八百八町に紛れもねえ、背中に咲かせた遠山桜。
散らせるもんなら、散らしてみやがれ!」
と、小気味良い啖呵を浴びせる。

ところが、この作品の金四郎君。
19歳でありながら、何やら、頼りないことこの上なし。
年齢設定を16歳ぐらいにしたほうが、良いんじゃない?と、つい呟いてみる。

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2024年02月01日

Posted by ブクログ

202304/面白かったけど、元のタイトルのほうがあっているというか、「部屋住み遠山金四郎」と「絡繰り心中」の組合せがしっくりこないというか。

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2023年10月25日

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