【感想・ネタバレ】リスクの世界地図のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

視点として以下興味深かった点
*イギリスのBPのように「事業連絡調整官(OLC)」というセキュリティの専門家をニホンもおくべきではないか。
*「セキュリティ•マネージャー」は警備員ではない。物理的な警備を含めた現場職員全体の安全確保のための詳細な計画をつくり、緊急時に避難するセーフルームを用意し、緊急事態に職員全体にアラート(警告)を出せる仕組みを作り、避難訓練を行い、常時セキュリティ情報を収集して分析するセキュリティ全体の仕組みを整備し、その維持•管理を統括する責任者。
*「アサド政権=悪」「反体制派=善」という単純構図ではなく反体制派は一枚岩ではない。中にはアルカイダも含まれており、反アサド政権という点ではアメリカとアルカイダが同じ陣営にいる。
*イランについて、オバマ政権では「イランが、ほかのいかなる国家とも同じように、平和的な原子力エネルギーにアクセスする権利を持つべき」と明言。
*イランの主要都市(首都テヘラン含む)は安全。
*中東では歴史的なパワーバランスのシフトが起きており、非常にファンティな状況になっているという認識を持ち、日々のニュースを見て行く。
*イラク
3大勢力 イスラム教シーア派、スンニ派、クルド民族
サダム•ふせいんの時代は孫には岳が支配者の地位につき、他の勢力を弾圧。フセイン政権倒壊後、バース党は甲斐さん、弾圧されていたシーア派とクルド人が新政権を樹立。
*アフリカ地域
近年、非常に大きな問題となっているのは、東アフリカから湾岸道路アラブ諸国への大量移民。その中には「奴隷」として売買されるケースも有る。
ナイジェリアでは、移動の際には、スペアタイヤの準備や燃料タンクを満タンにしておくなど、車両のメンテに配慮をかかさないこと。
アンゴラでは警察官には逆らってはいけない。パスポート(または認証されたコピー)などの必要書類は常に身につける。それらのオリジナル書類の紛失、盗難には十分注意。
南アフリカ
所得格差は依然として大きい。行政サービスも悪いため、これへの不満点、反発から、いちぶのタウンシップ(旧黑人巨獣区)で住民による焼き討ちや行動封鎖事件が年に数回発生。都市部でも政府に対するデモが頻発。また、南アフリカは、南部アフリカにおける一大麻薬消費国であり、ドラッグの輸入国。自国での生産も盛んで、まやくの輸出国、流通拠点。
*中南米
近年、アメリカの麻薬政策とは距離を置く「アメリカ離れ」が加速。左派傾向の強い反米政権が多く、アメリカが推しすすめてきた「新自由主義』ケイザイセイサクに批判的ナコエガ強い髪、そうした蛍光の延長線線上で、麻薬政策に付きての対米批判の声も強まっている。また、このエリアは世界祭だのコケイン生産地。原料のコカの葉のさいばいは、コロンブス、ペルー、ボリビアで行われ、メキシコを通じてアメリカへ入ってくる。
メキシコでは誘拐リスクが高い。少額身代金目的野短時間誘拐に代表される特急誘拐が多発。見知らぬ相手に電話などで自分の個人情報を教えたり、SNSに家族の名前や予定など個人情報を書き込むことは厳禁。
ブラジルではオリンピックなどを控えていたため、殺人などの暴力的犯罪が減少。
*東南アジア•南アジア
世界最大級の人口大国をいくつも内包する、世界で最も大きな経済成長率の見込まれる成長市場。
パキスタンは外国人に対する犯罪が深刻。
タイ最南端の地方でタイ政府に対するダンゾクな反政府活動が発生している。
カンボジアでは汚職警官に注意。ちょっとした交通イハンやでっち上げの違反を理由に賄賂を幼菌うされることも多い。外国人は、警察への届出書(の代書)二台し径間から要求される金銭のしはらいは丁重に断るべき。
*中国
日本周辺の東アジアは、?いまや世界の火薬庫の一つとみなされる。一番は尖閣諸島をめぐる日中対立。中国が設定した【防空識別圏】とは、「排他的かつ絶対的な主権の及ぶ領空に近づいてくる国籍不明機が敵か味方かを区別するために領空の外側に儲けだ空域」であり、公海上であるため、外国機がなんらかの飛行を制限されるものではない。
中国のケースではサイバー攻撃のリスクには特に注意。
中国国内で深刻化する格差の問題を背景とする地方の暴動や、中央政府の権力闘争を背景としたデモなど、政治的な竜から事件が発生する事もあるので、そうした政治リスクがあるということを、しっかり認識する必要がある。
ロシアについてはウクライナ侵攻もあるため、別書も含め学びたい。

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2023年12月18日

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