あらすじ
オレと秀朗は、いつも一緒。秀朗はガタイがいいくせに「直樹がいないとダメなんだ」と言っていつもオレの後をついてくるような奴。最近は自分の情けなさに悩んでるみたいだけどそんな秀朗の世話をやくのもシアワセなんだってコト、なぜ分かんないんだろう…。続編書き下ろし入り高校生恋愛日記。他、ちょっとエッチなピュアラブ読み切り満載でついにデビュー!!
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Posted by ブクログ
藤本さんのお話、何かで読んだときは好みじゃないと思ったのに、これはすごいツボが詰まった一冊だった。なんだこれは……。
えー。短編集ですが、この方の本の中で、これが多分ベストバイ。
「箱庭のトキワ」高校の時、男の子の恋人がいた主人公は、逃げる様に上京して就職。何年ぶりかに出席した同窓会で彼と再会して、普通にはなせる事にほっとする。だけど——。
ずっと待ってた彼の気持ちが透明すぎてちょー切ない。もう一度だけ触れたいと言われて、薄れていた罪悪感がどっと押し寄せる様なんてもう、おいしくてたまりませんでした。
とくに。
「片思いのち恋愛中、ときどき上の空」大学生の主人公。大好きなセンパイが卒業してしまうからと玉砕覚悟で告白して、ラッキーな事につきあってもらう事になるんだけど、幸せな生活をかみしめながらも、自分が告白しなかったら、センパイにはもっと違う幸せがあったんじゃないかと考え始める主人公の気持ちがいい。
後ろめたくないですか。オレと一緒にいて楽しいって思ってる?言えないことが増えて、苦しかったりツラかったりしてないですか?
ってもー。涙腺がどーんと緩みました。それに対するセンパイの言葉もまたなげやりではなくてステキで。
たぶん、葛藤系が好きな人は、読んでハズれない一冊だと思います。
Posted by ブクログ
表紙の二人の幼馴染ヘタレ攻めの話と最後の『片思いのち恋愛中、ときどき上の空』が大好きです
特に最後の話は受けのけなげさに涙がでてしまったよ!
藤本ハルキさんの絵だいすきです!かわいいv