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Posted by ブクログ
今日一日を人生最後の日のような気持ちで過ごせたら、きっと毎日が最良の日になるだろう。アイネイアーのように生きたい、彼女のような勇気を持って死ぬまで全力で過ごしたい、そんなことをこの本を読んで感じた。
誰しもあのような最期を迎えるわけではないが、未来において必ず死ぬという点では同じだ。いずれ訪れるその日まで、どのように過ごすかは自分で選ぶことができる。そういうアイネイアーからのメッセージを多くの人が共有して世界が変わっていったのだろう。
幼年期の終わりでは個が消えて全てが共有された形として人類は進化するが、彼らの世界もいずれそうなるのかもしれない…続きがあるとすればだが。
Posted by ブクログ
長い物語の終わり。
さわやかで満足な読後感がある一方で
「共感の刻」を与えられたわけでもないのに
全身が痛い。
あの若い娘が受けた拷問と火あぶりの苦痛に
僕は読み終えた今でも苛まれている。
苦しみも快感も痛みも幸せもすべて混ぜあわせたスープの中に
放り込まれたままなんだ。