【感想・ネタバレ】バスカヴィル家の犬のレビュー

あらすじ

魔犬伝説により一族は不可解な死を遂げる――恐怖の呪いが伝わるバスカヴィル家。その当主がまたしても不審な最期を迎えた。遺体の傍には巨大な猟犬の足跡が……謎に包まれた一族の呪いに、ホームズが挑む!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

匿名

ネタバレ 購入済み

シャーロック・ホームズの5作目です。今回は非常にワトスンが優れていて、流石ホームズを一番近くで見てきた人だなぁと感心してしまいました。サー・チャールズがどこまでも不憫…。何とも狡猾で残忍、恐ろしい犯人でした。

0
2025年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!興奮した!

(以下ネタバレあり)

本作ではワトスンと一緒に事件に入っていき、調査を進め、謎解きをしていく。何からどう手をつけたらよいのか、とくべき謎もとっ散らかって、深みにはまったところに…"ヒーロー登場"!興奮した。ワトスンと同じくらい喜んだし、嬉しかった!長編ならではの最高の焦らしだった。

今回は読者に近いワトスンが中心に、情報を集めて、思考整理・仮説設定がされることから、一足飛びに「結論!」とはならず、付いていきやすかったし、読みやすかった。
一方で、ここぞの場面で、(あまり推理せず)正面突破で踏み込むところでは、ちょっとヒヤヒヤした(イライラした)ところもあった…かな笑。そのせいで一瞬、ヘンリー死にかけたし…。

0
2025年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シャーロックシリーズ初読本。この原作が映画化されるため、映画に間に合うようにこの本を読むことにした。バスカヴィル家に伝わる魔犬伝説という幻想的事柄から、科学的根拠に至るホームズの推理には圧倒された。私としてはスティプルトンの妹が実は妻であったということ、スティプルトン自身が偽名であること等、本を読み進めても気づかなかった真実に驚かされた。またシャーロックとワトソンが別々に行動することによって、犯人の意識を避けているのは本書の魅力だと感じた。映画に間に合うようにこの本を手に取ったが、映画で設定や時代背景が異なったりするのが嫌になるほどミステリー好きにはたまらない内容だった。

0
2022年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

田舎に伝わる魔犬の伝説、怪しい洋館に住む人々、底なし沼、月夜と霧の中での対決、怪しい男が岩山の上に現れる、脱獄囚、旧石器時代の異物…。
この小説には後に定番となる(当時としても目新しくなかったのかもしれないが)要素が数多く出てくる。後の作品に影響を与えた偉大な先行作品なのかもしれない。

ジャンルはゴシックホラーだろう。映像向けで実際ドラマ化も多い。
正直このジャンルは好みではない。ホームズは短編の方がよくないか?

0
2024年12月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とある名家に伝わる魔犬伝説の謎にホームズが挑む。
その家の先祖は、魔犬に呪われた歴史をもち、代々家主は非業の死を遂げている。

ホームズのもとに、元家主の知人であり、主治医でもあった医師が調査を依頼したことで物語はスタートする。
元家主も不可解な死を遂げており、死体の近くには犬と思われる足跡が残っていた。

問題の館にはワトソンが出向き、手紙でホームズに報告するかたちで物語は進行する。

前2作の長編と違い、非常に読みやすい作品だった。
また、名探偵コナンでも、炎に覆われた魔犬のミステリーがあったが、この話をもとにしていたのかと納得。
そして、名探偵コナンでも駆使される変装術は、シャーロック・ホームズシリーズでも、定番のネタとなっている。特に主人公のシャーロック・ホームズがあらゆる人物に変装して、ワトソンさえも騙す。

本作では、特にホームズとワトソンの友情と信頼関係の深さが際立つ作品だった。

真犯人もその動機も意外性があって、ミステリーとしても、かなり面白かった。ホームズの長編作品の中で一番好きな作品になった。

出版順としては、5作目だが、前作4作目でホームズは亡くなったことになっているから、物語の時系列としては、それよりも前の出来事。

0
2024年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結末はなんとなく覚えていたけれど、やっぱり面白くてぐんぐん読み進めてしまった。
冒頭から終幕まで、ホームズとワトソンのバディに魅せられる。杖から推理し合うところ、離ればなれのときにワトソンがせっせと報告を送るところ、ムアで再会するところ。信頼関係と心地よい二人のテンポがとにかく好ましい。
事件自体は悲しい結末となったが、伝承と相まっておどろおどろしい雰囲気が漂い、終始ハラハラさせられた。謎がわかっていてももう一度読みたくなる、そんな1冊だなあと思う。

0
2022年11月13日

「小説」ランキング