あらすじ
【格付けを見れば、世界経済がわかる!】
2011年8月5日、ソブリン格付け90年の歴史の中で初めて、米国がAAAの座から落ち、AA+に格下げされました。
世界の政治・経済の基軸国だった米国も、いよいよ台頭めまぐるしい中国にそのリーダーシップを明け渡すことになるのでしょうか?
格付けに直接携わっていないビジネスマンや学生のみなさんにも理解していただけるよう、できるだけ平易に、また現実の問題に即しながら書かれています。
先行き不透明な経済を見通すために、格付けについての基本的理解を深めてみてはいかがでしょうか?
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Posted by ブクログ
「日本は、世界でも群を抜く財政赤字レベルなのに、どうしてAA-(S&Pによる)程度に収まっているのだろう」と思われる方には、ぜひお勧めしたい。
米国サブプライムローン問題、欧州の財政問題を経て、格付けのあり方が問われている今、国内外の動向を知っておくためには格付けに関する基礎知識は欠かせないと思う。
1冊すべてを使って格付けについて記述してあるので、用語解説本では到底網羅できない基礎から時事的な内容まで詳しく理解できるだろう。
金融や経済にそれほど詳しくないという方にもわかりやすい表現が使われているのでぜひ手に取って頂きたい一冊だ。一方で、ある程度精通している方にとっては、物足りないかもしれない。