【感想・ネタバレ】あなたと一緒なら テキサスの恋のレビュー

ダイアナ・パーマー / 遠藤玲子

九年前のある出来事以来、ネルは男性恐怖症になってしまった。男の視線を避けるため、いつもだぶだぶのジーンズとブラウスに身を包んでいる。そんな彼女の前に、ある日ひとりの男性が現れた。彼の名はタイラー・ジェイコブズ。ネルの牧場を手伝うために、テキサスからやってきたのだ。この人は、ほかの男性とはどこか違うわ……。迎えに出た空港で、タイラーをひと目見た瞬間から、ネルはなんとも言えない感情を覚える。

[Ikm · ★★★☆☆]

★2.8

テキサスの恋1、2、3と順番に読んで見ました。1988年に3作品を仕上げたようですが、この話はテキサスでもないのに、テキサスの恋とは？3作品の中では一番インパクトに欠けるかも。
ダイアナはこの後、膨大なシリーズにしてしまったけど、初めは麻薬の話も権力争いも無く、ほのぼのしていて、リアルタイムで読んでいた読者は一体誰がこの後の展開を考えただろうと思います。
ジェイコブズビルに足を踏み入れてしまったからには、初めの3作品を読んで見ることをオススメします。
因みに、この3作品の原題はヒーローの名前でした。こちらは「タイラー」。邦題がしっかりしていて良かったです。題が「太郎」だったらまず買わない。

[ブクログ · ★★★☆☆]

思春期に男性に嫌な思いをさせられて男性恐怖症になったヒロイン。美しい義姉に比べると見劣りするということもあって、自分に自信が持てない。
そこに全てを失ったけど魅力的なカウボーイが居るわけです。
惹かれあう二人なんだけど、外野のタイミングの悪さなどで、中々進展しない。

全てはヒロインの自信のなさに起因するんだけど、ヒーローももう少し優しく導いてやれなかったものかと思う。
愛のスパルタコーチというか「俺のところまで上がって来い！」という体育会系のノリが可笑しい。