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Posted by ブクログ
初めて山田さんの著作を読んだのは、TLでした。やたら女の子が酷い目に遭っている話ばかりでしたが、本来ならばかなり苦手な話の筈なのに、何故か残るものがあったのは、その女の子たちが皆、その事態を普通に受け入れて淡々としていたから。
この話に出てくる植芝くんは、その女の子たちと同じ気がしました。
痛めつけられたり疎まれたりしないと、満たされない植芝くん。
そんな植芝くんを真っ直ぐに好きな糸田川くん。
光と闇は決して交われない。
どう考えても幸せにはなれないであろう彼らのこの結末は、もしかしたらハッピーエンドだったのかもしれません。
暗闇の中でひっそりと声を顰めているような植芝くんの存在の妖しさだけが鮮明に残る作品でした。
何だかとてもつらいです。
時々、糸くんと植芝くんの区別がつかない事があって、混乱しました(笑)