あらすじ
「何のために生きるのか」という哲学的命題から、生活上の悩みごとに至るまで、スリランカ仏教界の長老が、現代人のさまざまな問いに答え、やさしい語り口で万人に説く。読むほどに心やすらぐ、自分を生きるための問答集。
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Posted by ブクログ
宗教に関心のうすい多くの日本人のうちのひとりだった自分が、
同じく宗教に関心のない友達に「生きるヒント」を教えたく思い入手した。
A・スマナサーラさんはスリランカの部派仏教(テーラワーダ仏教)の長老。
さすが、仏教を実践面、理論面の両面で体得されただけあり、
真理を「生きるヒント」にまで噛み砕いた解説は、とても分かりやすくおススメだ。
「方便」とはまさにこのことかと、凡夫である私はただただ感心した。
Posted by ブクログ
シンプルでわかりやすい「ブッダの教え」入門書。「仏教」入門ではない、ところがポイント。いろいろ付け加えられてごたごたしてる仏教じゃなくて、お釈迦様というのはいいこと言うなぁ、と素直に頷ける。
たとえば「祈り」について「<あれはおねだりすることだから、品のない行為です><仏教は、「神様何とかしてくれ」でじゃなくて、「自分で何とかしなさい」という教えなのです>と、すっぱりと言ってくれる。「神様は存在するのでしょうか」という問いには<仏教では、「絶対存在しない。あり得ない」という態度、ああすっきり。
仏教を「正しく生きるための実践マニュアル」だと考える本書のスタンスは、たいへん魅力的だ。
Posted by ブクログ
『自分に迷惑をかけない。他人にも迷惑をかけない。そして世間にも迷惑をかけない』
『他人が怒ったと知って、自分は怒らす落ち着いている。その人は自分にも相手にもよい事をしている。両方の心を癒している。』
『怒らないこと』がブッダの大きな教えのひとつのようです。