あらすじ
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山岳救助隊&救助犬、名バディの活躍を描く
好評山岳ミステリーシリーズ最新刊!
北岳・八本歯のコルで、AI開発の権威・南郷康和が滑落死した。
当初は事故と思われたが、現場の不審な痕跡から殺人疑惑が浮上。
警察は重要参考人としてIT技術者・須藤伸司の自宅を訪ねるが、
須藤は自殺していた。
須藤の恋人で同じIT企業に勤める杏野玲子は、恋人の不可解な死を
調べるうち、南郷が開発した世界最大のAI基盤「ユービック」の
存在に疑念を抱く。
一方、北岳ではAI登山エージェント〈IM〉が普及し、AIを搭載した
ドローンによる救助実験も始まっていた。
だが〈IM〉を搭載した登山用アプリの誤誘導によって、母子が
遭難する事故が発生。
山岳救助隊を脅かす最先端技術の波。
危機感を募らせる隊員たちは、技術革新に潜む事件の真相に迫る。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
すさまじく面白かった。
南アルプス山岳救助隊K9シリーズ最新刊。
でも、いつものように夏実と静奈、そして救助犬たちが南アルプスの自然の中で大活躍するわけではない。
物語の始まりはいつものように、南アルプス北岳での遭難現場から始まる。
残念ながら、要救助者を助けることはできなかった。
しかし、物語のメインテーマはそこでは無かった。
AIの急速な発達によって、山行でもAIのガイドに従って行われる登山が一般的になってきているという設定。
そして、山の事故が実際にはどのように起きたかというテクノスリラーの様相を帯びてくる。
天空の犬シリーズとしては、少し毛色の変わった作品かもしれない。
しかし現代、現実に生きる作家が、リアルタイムでK9のメンバーの話を記すときには避けて通れないAIの進展という現実。
そのリアルな物語が、凄みを持って面白かった。