あらすじ
元「おはキッズ」、デブでお坊ちゃまキャラの細山くんは、2歳の子役デビュー以来、さまざまなテレビ番組&CMで活躍してきました。
しかし、その笑顔の影で、実は彼が幼稚園の頃から壮絶な「いじめ」にあっていたことはほとんど誰にも知られていません。
「自殺未遂」「殺害予告」、追い込まれた彼を救ったのは、果たしてなにか。
いじめのない世界を作るために、封印していた自らの過去をあえて告白した、17歳、現役高校生&子役タレントの感動の手記です。
いじめの最中に綴った詩&掌編小説も掲載されています!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
素晴らしい。
いじめられていた本人でありながら、いじめの原因、いじめる側の気持ちを知ろうとしている姿勢が素晴らしい。単なる恨み節でもなければ、いじめを受けていたことによって形成された今の自分の考えがきちんとかかれている。
また、周囲、特に先生がどのように接してくれたことで自分が支えられたかなどもきちんと書かれているので、いじめられている本人、先生など一度目を通して欲しいと思える内容。
文章もしっかりしており、学生が書いたものとは思えない程(と言うと褒めすぎか?)。もちろん、若さも感じるが、おちゃらけた子供っぽさはない。
考えるヒトでダジャレ言ってた細山君、あの頃大変だったんだなぁ…と感心させてくれる本だった。
Posted by ブクログ
『おはスタ』の頃は、太っているお坊っちゃまキャラだった細山君が何故ダイエットをしたか。その裏にあった原因として、いじめがありました。
いじめとどう向き合って来たか、壮絶なストーリーでしたが、現在の彼は昔の太っているキャラではなく、痩せていて聡明な細山貴嶺だと感じました。
Posted by ブクログ
太っちょの子役タレントだった
細山くんも 今や17歳の高校3年生。
とても17歳の男の子が書いたとは
思われないまとまりと 達観した文章でした。
「いじめは絶対になくならない」 経験したからこそ
言える 強い言葉です。
Posted by ブクログ
細山貴嶺さん?見たことあるような気もする人。
自身のいじめ体験を通して、自分のダイエットの過程、いじめに対する思いなど、かなり赤裸々な内容が綴られている。
高校生の文章とは思えないほど、めちゃくちゃ読みやすくまとまっている。印象的な言葉もちらほらあった。
筆者の思いがすごく伝わってきた作品でした。自分も、いじめがどういう心理でおこなわれるのか、あらためて考えてみたくなった。