あらすじ
部下がなかなか仕事を覚えない、とイラ立つ部長のAさん
会話が苦手で女性ともうまく話せない、と悩む公務員のBさん
子供が言うことをきかない、と途方に暮れるキャリアウーマンのCさん
思うように契約が取れずストレスが溜まっている、保険営業マンのDさん
仕事もセンスもバツグンな“姫”なのにさびしい、外資系OLのEさん
……みなさんも似たような経験をしていませんか?
これらの悩みは、すべて「聴く」力不足に原因があります!つまり、現代人に最も必要なのは、「話す力」より「聴く力」なんです!しかも、「聞く」「訊く」でなく、「聴く」!仕事上のトラブルや人間関係の悩みは、人の話をきちんと「聴く」ことで解決できます!「聴く」力を身につければ、ストレスも減ります!「聴く」力を備えれば、人生がうまく回りはじめます!現在、EAPコンサルタントとして活躍する著者が、20年以上にわたって人の話を「聴き」続けてきた経験をベースに、自らの失敗談やさまざまな事例を紹介しながら、聴く力の重要性を説きます。
さあ、みなさんも聴く力を身につけましょう!
第1章 うまくいかないのは、「聴く力」不足が原因!?
第2章 「聴く力」ってどういうこと?
第3章 「聴く力」を身につけると、毎日が変わる!
第4章 「聴く力」を磨く5つのステップ
第5章 「聴く力」を磨くには、「訊く力」も大事!
第6章 「聴いてもらう力」も忘れずに
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私が”相手を理解すれば、自分が理解される”ようになるための本。
相手の気持ちに共感し受容すること。
自分のことをわかってもらいたい。
受け入れてもらいたい欲求を考える人に好かれたいなら、自分が喜ぶこと(P70)
聞くことは、相手のことを受け入れるだけじゃなく、
自分のことを理解してもらうことになるのがわかりました。
確かに聞き上手とお話すると、気がつかない間に
その人の中に取り込まれていくような感覚になります。
その方法の奥にあること。それを学ぶことができました。
Posted by ブクログ
【内容】
「聴く力」があれば、人生の様々なことがうまくいくので、聴く力を磨こう。
聴くとは、相手に共感しながらきくこと。
共感しながらきくためには下記のことを気を付ける。
・まずは、相手を好きだと思うこと(尊重すること)
・話の内容が反発するような内容でも相手の気持ちには共感すること
・3つのない。「さえぎらない」「否定しない」「アドバイスしない」
・相手の強い言葉(キーワード)をとらえて繰り返す。
・共感と同意は違う。(意見に同意できなくても共感はできる)
・沈黙は金(無理に話をしないのもテクニック)
また、聴くためには訊くことも必要で、以下の点を気を付ける。
・興味本位で聞かない(テーマとは関係ないことを)
・質問攻めにしない
・相手を誘導しない
訊くときに有効なテクニック
・混乱している相手には、「どうなったらいいと思う」と訊くのが有効
※どうしたいの?だと責めているニュアンスが入るので注意
・煮え切らない相手には、「今は10点満点中何点ですか?また、1点上げるためには、どうしたらいいと思いますか?」
・大きすぎる質問はNG。限定する「北海道はどうでした?(NG) 北海道では何かおいしいものをたべましたか?(OK)」
※何を答えたらいいかわからない。
【得たもの?やってみること】
とにかく相手に共感することから、はじめよう。
特に3つのないは実践してみよう。
自分の回答を考えながら聞いている時があるので、これをやめよう。
また、この本の中に今は情報過多で、それに溺れるために情報がなくては判断できなくなっている。
このため、月に1度は情報を遮断(テレビ、インターネットを見ない)して、自身の判断基準、価値観を見直すことをするといいとあった。
これもできればやってみたい。
【感想】
目新しいという感じはしなかったが、まとまっていて読みやすいと感じた。
実践しやすいテクニックもあって、役立ちそう。
あとは自分が実践できるかが問題。