あらすじ
アウン・サン・スー・チーは、本当に「現代のジャンヌ・ダルク」なのか?
自他共に認めるミャンマー通が鋭く切り込む、今世紀最大にして最後のビジネスチャンスの国、ミャンマーの誰も知らなかった衝撃の真実!
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Posted by ブクログ
本書を読むと、ミャンマーについて自分が知っている情報(=日本のメディアから得た情報)がいかに現実と乖離しているか分かる。
①ミャンマーは日本並みに治安が良い。
②選挙でNLDが圧勝したのに軍政が政権を譲らないのは、急な政権交代は民族紛争の原因になるからであり、軍政の我儘というわけではない。
③アウン・サン・スーチーは軍政に「軟禁」されていたと報じられているが、実際には豪邸に住んでいた(政治活動が制限されていた、が正しい表現)。
④アウン・サン・スーチーの父は、ミャンマー創立者のアウン・サン将軍(=実は軍政と近しい存在)。
⑤日本のメディアは「スーチー氏」と呼ぶことがあるが、これは日本人に例えると「太郎さん」を「郎さん」、と呼んでいるようなもの。フルネームで呼びましょう。