【感想・ネタバレ】世界はなぜ仲良くできないの? : 暴力の連鎖を解くためにのレビュー

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Posted by ブクログ

戦争、紛争がなぜ起きるのか。平和な状態をと同じように暴力が起きている状態を6つのネットワークという考え方で整理してみる。一つ一つの要因を正のほうにむけることができれば力ではなく、助けあいに持っていけるのではないか。現実は直視しつつ希望を持たせてくれる。

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2014年10月12日

Posted by ブクログ

今まで社会嫌いだった私が、世界情勢と平和に興味を持って
初めてこんな本を読んでみました。

初めてがこの本でよかった!暴力の起こる構造がとてもよく分かりました。
暴力の6つの要素、信念・人・武器・資金・情報・ネットワーク
どこか断ち切れば、暴力はなくなる…

イスラエルとパレスチナの紛争の年表で、世界史で覚えたこともたくさん書いてあって
あの時の勉強では、ただ名前を覚えていただけ。中身までちゃんと勉強しておけばよかった…

「安全で豊かな世界」である市民社会で生きている私たち
「危険で貧しい世界」である非市民社会で起こっている紛争
関わり合いがないように思えるけど、実は暴力の連鎖でつながっているんだということが分かりました。
日本だってイラクに自衛隊を派遣しているわけだし。

暴力で暴力を制するのは難しい。
たとえに、「間違ったことをしたと分かっていても、殴られると仕返ししたくなる」というのがあって、なるほどと思いました。

私たちの中に、非暴力で平和を作る力があるって言うのは、なんか実感がないけど
同じ考えの人とネットでつながることができる現代は、そういう活動がやりやすくなってるんじゃないかと思う。

暴力の連鎖を止めるためには、安心して暮らせる未来に思いを向けなければいけない。
心が動かされました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

なんとなく手に取った本だったが、想像以上によい本だった。
語り方が優しく、高校生ぐらいにも読みやすいと思う。
(一部の事例はもう少し簡略化してもいい気はしたが)

紛争に対するネガティブなステレオタイプ、思い込み、謝った情報を論理的に整理してくれる有り難い本。
細かい例が中東、インドが多かった印象なので、それ以外もあればよかったかも。

実際に読み終わった人に、じゃあ自分に何が出来るのか、という部分は、もう少し具体的な話があっていいとは思った。そこが弱いと、結局自分も関係はあるけど、無力感を感じてしまう流れを生んでしまう気がする。

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2013年10月26日

Posted by ブクログ

これは良い本。
もう少し漢字にルビがふってあったら、好奇心旺盛な小学生でも読めちゃう!
世界情勢の解説が途中長いけど、授業を受けてる様で、現社オンチの私でも、ついていく事が出来た。

でも、なんと言っても最終章!!
そこだけ読んでも価値があるって程、いい事が沢山書いてあった。

「わからないので、ちょっと待ってください。」
その一言を言う勇気と責任。
その大切さを、痛いほど感じられた。

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2012年05月04日

Posted by ブクログ

大学の先生の本。アジア政治論の教科書でした。主にインドのお話だったなあ。優しい先生だったなあ。すごく真面目で嘘のない人だと感じたので、授業も素直に聴けました。

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2014年03月26日

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