あらすじ
大学一年生の友哉が雑木林の茶畑で出会った謎の美女、猩子。彼女が営んでいるのは、「あなたにぴったりの日記が見つかる」日記堂というお店。友哉は日記堂で働くことになる。猩子が日記堂を開いている理由は、「ある日記」を探し続けているかららしい。「ある日記」とは一体何か? そしてその日記を探さなければならない理由は? そんな時に世間をにぎわせている「怪盗花泥棒」の盗難予告が――。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
今回は不思議な日記屋が舞台。三浪の末、医学部から文学部へ志望を変えて合格した友哉。日記屋でバイトをする羽目になり、店主の謎の美女・猩子に振り回され…猩子の正体や以前からのメンバーである登天の正体に驚かされた。日記がブログや手記と違うってのは解る気がします。人の日記なんてそうそう読む物ではないので、日記屋行ってみたいです。
Posted by ブクログ
「日記を売る商売」という題材が良い。
ただ、前半〜中盤まで停滞したので星3。
終盤になると読む手が止まらなかった。
シリーズ1・2と比べると少し物足りなかったかも。
途中で登場した人物が、違う形で大事な人物として現れた時はワクワクした。
最終衝撃的なファンタジーで面白かった。
Posted by ブクログ
幻想郵便局、映画館に続いて日記堂。今回は変わったお店でタダ働きさせられることになったお人好しの大学生、友哉のはなし。
紀貫之の土佐日記、作者不明とされている竹取物語をモチーフにしている。
2回目
3年前にこの本を読んで、書店でシリーズ続編がでていたので、内容を思い出すために再読。
Posted by ブクログ
シリーズ3冊目。
土佐日記やかぐや姫など古典の要素を取り入れたね。
前の作品に比べて、死者が旅立つスポットって意味では
違ったし、別の作品ってかんじだなぁ。
日記堂の店主 紀猩子(きのしょうこ)が 登天さんの娘。
名前の時点で伏線だったか・・・と後で気づく。
主人公の大学生 トモヤはただ働き同然でお手伝い。
真美との恋心や 親とのやりとりもいいね。
途中で 何気なく出てきた
真理子さんや アズサや鬼塚さんが前作つながりなんだろうなぁ。たぶん。
ジャスミンのかおりの正体。
薬と毒。 言葉と日記と人生。
忘れ貝の粉。