【感想・ネタバレ】不平等国家 中国 自己否定した社会主義のゆくえのレビュー

あらすじ

マルクス主義を国是に、平等社会を理想とした中華人民共和国。だが、1978年から始まった改革・開放政策は、都市と農村、男女、学歴などの格差を急拡大させた。社会主義体制への市場経済導入、共産党員優遇によって、他の国々とは違った独特の格差・不平等を生み出した中国。その将来は――。本書は、著者独自の長年にわたる調査や多数のデータから、現在の中国社会を蝕む深刻な実状を明らかにするものである。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
マルクス主義を国是に、平等社会を理想とした中華人民共和国。
だが、1978年から始まった改革・開放政策は、都市と農村、男女、学歴などの格差を急拡大させた。
社会主義体制への市場経済導入、共産党員優遇によって、他の国々とは違った独特の格差・不平等を生み出した中国。
その将来は?
本書は、著者独自の長年にわたる調査や多数のデータから、現在の中国社会を蝕む深刻な実状を明らかにするものである。

[ 目次 ]
序章 階層化する中国社会
第1章 自己否定する社会主義-市場経済化のパラドクス
第2章 復活する学歴社会-不平等を生み出し、隠蔽する力学
第3章 激増する農民工-繋がり、分断される都市と農村
第4章 女性のなかの階層分化-男女平等主義の曲がり角
第5章 富裕化の社会的帰結-都市中間層は民主化をもたらすか
終章 中国社会はどこへ行くのか

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2011年03月30日

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