【感想・ネタバレ】売女の人殺しのレビュー

あらすじ

恐怖と悪夢、その背後にある笑いと底知れぬ悲哀。ボラーニョの分身とされるおなじみ〈B〉やアルトゥーロ・ベラーノらがふたたび登場する13篇。貴重な自伝的エピソードも含む、生前最後の短篇集。

「女ってのは売女の人殺しよ、マックス、立ち枯れた木の上から地平線を見つめている凍えた猿、闇のなかで泣きながら、決して口にすることのできない言葉を求めながらあなたを探しているお姫さまなの。わたしたちは誤解のなかに生き、人生のサイクルをつくり上げているのよ」(「売女の人殺し」より)

インドから帰還した同性愛者のカメラマンの秘められた記憶、Bと父がアカプルコで過ごした奇妙な夏休み、元サッカー選手が語る、謎のチームメートとの思い出……恐怖と悪夢、その背後にある笑いと底知れぬ悲哀。ボラーニョの分身とされるおなじみ〈B〉やアルトゥーロ・ベラーノらが再び登場する13篇。貴重な自伝的エピソードも含む、生前最後の短篇集。
[解説]若島正

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Posted by ブクログ

ぜんぶおもしろかったが、「目玉のシルバ」「帰還」「ブーバ」「ラロ・クーラの予見」が印象に残る。「野生の探偵たち」は、前半さっぱりノレなかったけど再読したらもっと面白く読める気がしてきたw

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2014年12月17日

Posted by ブクログ

馴染みの薄いラテンアメリカ文学だけど、著者の自伝的な話では、詩的で簡潔な文章に引き込まれてしまった。
他にも、危ない狂気に満ちた話や幻想的な話、文学的な話もあり、面白い。

「歯医者」より
死が確かな事実だとしても生きるのをやめたりはしないのと同じで、本に結末があるとしても僕たちが読書をやめることは決してない。

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2014年09月20日

Posted by ブクログ

初ボラーニョで最初の方の短篇はなかなかつかみにくかった。ビートニク系の作家かと勘違いしそうだった。しかし「売女の人殺し」のぎりぎりに締め上げた緊張感「帰還」の限りない優しさ「ブーパ」の中にもラテンアメリカとボラーニョの反骨に触れ強烈な個性を感じた。特に注目して読むのは「ラロ・クーロの予見」であろう。初読はここまて性を解体し商品化して淡々と描かれては何を感じたらいいかつかめなかった。他の作品に触れた後また読む事で分かった気がする。1番好きなのは「エンリケ・リンとの邂逅」ハラの話も楽しいし生も死も狂気も壁はなく等しいボラーニョの世界が絶妙だった。

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2013年12月02日

Posted by ブクログ

全集がでてからずっと気になっていたボラーニョをやっと初読。

薄闇の路地の向こうに何か恐ろしいものがあるような読後感の短篇13本。

父との思い出「この世で最後の夕暮れ」、
魔術的フットボールのお話「ブーバ」、
死姦の世界「帰還」。
そしていかにもラテンアメリカな「目玉のシルバ」と「歯医者」。

性に暴力や貧困、奇怪の香り。
これがボラーニョかあ。

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2015年11月12日

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