あらすじ
結婚も子供も諦めて独り身を楽しむゲイの樹と一人息子を溺愛するバツイチ親バカの田澤。
生活も価値観も違う二人は職場でも犬猿の仲。そんな二人が田澤の子供・虎太郎をきっかけに近付き、惹かれあってゆく。
一人の男として、子を持つ親としての葛藤を乗り越えて、三人での幸せを築く事はできるのだろうか―?
大人から高校生まで、オトコの魅力がたっぷり詰まった待望の2ndコミック!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
冷めきって独身ゲイライフを楽しむリーマンネコさんがバツイチ子持ち先輩の親バカな幸せ押しつけに反発しながら惹かれる話。
惚れたと自覚してからは素直に直球に自分なりの幸せを追求する後輩と、そんな可愛さに絆されて、親としての幸せと男としての幸せの狭間に葛藤する先輩がもだもだ。
自分の幸せが相手の幸せと必ずしもイコールじゃなくても、それでも二人で幸せになりたいから少しずつ歩み寄って進んでいく。幸せの形は人それぞれ、そんな人生。
短編1:高校球児の青い春。なんかいろいろ中途半端感。
短編2:過去を引き摺る先輩後輩。大人になればいろいろ(リバ)ありますね。
Posted by ブクログ
2014/01/28
【普通の上】初読み作家さん。 表題作ほか2編収録。 表題作、リーマンもの。子持ちバツイチ:田澤×ゲイ生活を楽しむ:樹。 犬猿の仲から親しくなって恋人へ。 親として一人の男として、生き方や幸せを悩みながら進んでいく話。 多分この作家さんは時間とともに変化していく関係と幸せが気になってるんだろうな、と思いながら読んだ。 他→『青春の天秤』野球部所属の高校生同士。 相手の事が好きだけど自分の事ばかり考えてるということはよくあるし、言葉にできるほどハッキリ考えがまとまってるワケじゃないのもよくある事だな、と。だから人はすれ違う(笑) 『ラブ・クランチ』腹をくくれないくせに追いかけるって当人同士は気付かないかもだけど結構恥ずかしいと思う。
Posted by ブクログ
こたくん可愛過ぎて何度自分の顔面が爆発したか知れない。天使。
作者はきっと、この表題作を通して色々なことが言いたかったんだろうなぁと思った。
頭の中ではたくさんのことを考えていたんだろうと思う。そんな気概は随所に感じられた。
でもそれが、台詞なのかモノローグなのか、展開なのかは分からないけど、どこかの何かが今一つ足りなくて、作者の訴えたい気持ちとは裏腹に作品上に表れきれていなかったように思う。
読後に感じた、何だか勿体ない、という直感の感想は、多分その不足部分に対する惜しさかなぁと。
でもこの方の、「世の中色々な立場の人がいて、皆それぞれ色々なことを考えているんだ」みたいな事を描こうとするスタンス(だと個人的に勝手に思っている)はとても好き。
エロで読ませる、ストーリーで読ませる、色々な読ませ方があるけど、この方はキャラクターで読ませるタイプかな?と思うから、キャラの内面を丁寧に掘り下げていく手法は今後も続けていってほしい。