あらすじ
「このアラームが、
あの日伝えられなかった言葉の
代わりをしてくれるから——」
過去に戻れる喫茶店で
コーヒーを淹れつづける主人公、数。
不思議な力を持つ数の、
忘れられない後悔とは?
【シリーズの核心にせまる第7巻!】
とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだ通りの時間に戻れるという
ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった
一、過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことはできない
二、過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
三、過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
四、過去に戻っても、席を立って移動することはできない
五、過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ
これだけのルールを聞いても、過去に戻りたいと訪れる客は後を絶たない
そして、亡くなった者に会いに行こうとする客には、
ウエイトレスがあるものをカップに入れ、こう告げる
「死んだ人に会いに行く人は、ついつい情に流されてしまい、制限時間があることを知っていても、
別れを切り出すことができなくなります」
この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、
ウエイトレスの想いと、客の後悔が交錯する心温まる四つの奇跡
第一話「妻の写真を撮りに行く男の話」
第二話「母親の介護に疲れた女の話」
第三話「元気だった頃の母に会いに行く男の話」
第四話「父にウエディングドレス姿を見せたかった娘の話」
あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
第一話「妻の写真を撮りに行く男の話」
・写真家の妻は盲目で二年前に横断歩道上で若者チャリ信号無視にはねられて死んだ。妻の写真を撮ったこともないし、会社辞めて意味じゃ写真家になったとも伝えてなかった。
・中学生の時に目が見えないことを揶揄われていた時に超イケメンの通りすがり写真家が恋人のふりをして助けた。高校生になり、新入生のお世話係として知り合った。大学で喫茶店で再会した。
・過去に戻り写真家になったことを夫婦しかわからない短く伝えて、写真を撮り、戻って仏壇に供える。
第二話「母親の介護に疲れた女の話」
・認知症介護。母娘二人で生きてきた。娘もわからなくなり、いつまで続くの…とひとりごちたら母親が無言で足を叩く。戒めか。
・30年近く前に戻ると自分と同い年ぐらいの母に会う。暫く呼ばれなかった名前を呼ばれて、自分の娘だからわかる。大きくなったねと声をかけられる。
・叩くのはそのリズムで赤ちゃんだった娘が泣き止むから。認知症になってもそれは覚えていて慰めていた事を知る。
第三話「元気だった頃の母に会いに行く男の話」
・77歳の母。子供三人を育てるも危篤。49歳の末っ子は驚いてどうしていいかわからない。今まで全てテキトーに生きてきたら、母親がカバーしてくれてた。介護か施設かも面倒だから施設に預けたが姉や兄は介護を勧めた。兄や姉になんか言われそうで危篤連絡どうしようか、そうだ過去に戻って母に会おう。
・49歳男性、こどおじと思いきや息子と娘がいる。息子は就職済みで娘も20歳の大学生。昔は子供に好かれ色々教えていたのに今は話しかけるだけで迷惑がられる。大事に育てたのにウザがられる。親とは何なのか。
・過去に戻り願いを聞くが、子供達の幸せしか願ってない。明日死ぬとしても、願うのは子供の安全や健康や幸せ。泣いた。
第四話「父にウエディングドレス姿を見せたかった娘の話」
・とても仲良かった父娘。いっぱい写真を撮って一言コメント付きのアルバムを作ってた。結婚式の直前に突然死した父。
・店でウェディングドレスに着替えて会いに行き、新谷刻に写真を撮ってもらう。その写真が結婚式に届き、アルバムが完成する。