あらすじ
かつて戦隊ヒーローの一人として活躍していた朝井蒼太。しかし、今ではすっかり売れない俳優となってしまった。生活のためにバイトを続ける蒼太だが、常に彼を応援してくれていた妻の真白をステージⅣの胃がんで亡くしてしまう。時を同じくして、バイトも解雇された彼は、保育園に通う息子・空を養うため、俳優業にも見切りをつけ、定職を探し始める。そんなままならない生活に失望する彼の35歳の誕生日に、亡き妻から手紙が届いた。そこには、「箪笥に私のへそくりが隠してあるから、それをぱーっと使ってください」というメッセージとともに、チェックポイントを示した手書きの地図が入っていた。不思議な思いを抱えながら、蒼太は空とともに車でチェックポイントとされた場所を訪ねて行く。そこで出会った人たちと語り合ううちに、彼は自分の本当にやりたいこと、そして、息子に伝えなければならないことを見つけていく。息子と旅するロードムービーの合間に、妻との恋愛時代を回顧していく、感動の家族小説。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ずっとウルウルしっぱなしで、外で読むには危険な本でした。
危険というか泣き顔を見られるのが恥ずかしいという意味で…
家に帰って泣かないようにと思いながら読んでましたが、耐えられなかったですね。
家族の絆の物語でもありますが、こんな悲しい話は受け入れたくない気持ちも大いにありました。
Posted by ブクログ
妻を若くして末期がんで亡くした売れない俳優である夫が再出発する物語。
かつての仲間達と再会して、彼らを笑顔にしたり、逆に助けられたり。凄く温かい作品
Posted by ブクログ
かつて戦隊ヒーローの俳優として活躍していた蒼太だったが、今では俳優としての仕事はなく、アルバイトをしながら保育園に通う息子の世話をしている。
最愛の妻を病で亡くしたばかりで、アルバイトも首になってしまい…。
そんな折り、亡き妻から届いた一通の手紙と地図。
その地図の場所を目指して、息子と旅に出る。
妻との出会いや思い出を挟みながら、地図の示す先には、戦隊ヒーローで一緒に活躍したかつてのメンバーたちがいて、彼らたちもそれぞれに苦難があった。
いくつかの場面で涙してしまうことが、しばしば。
最後には息子に言えなかった妻の死も旅していく中で、息子には感じるものがあったんだろうと…、察せられた。
最終場所が沖縄なのもよかった。
そして、メンバーたちも集まっていたのが、より熱くさせる。
Posted by ブクログ
第一章は主人公がウジウジすぎて、イライラしちゃったけど、第二章からは面白くなってきた。
他人を笑顔にするために自分が持っているものをすべて差し出す、空っぽになるということがよしとされているのは、どうにも納得できないので、共感はしづらかったのだけど、日本全国を旅していく中でだんだんと逞しくなっていく姿を感じれたのはよかったな。長崎市でのシーンは私も地元だけあって、情景が浮かんでしまった。坂の上の高校って私の母校かしら?と思ってみたり。精霊流しの雰囲気がすごく伝わってきて涙が出た。
Posted by ブクログ
彼らと一緒に旅をしました。
最愛の妻真白、売れない俳優蒼太、亡き妻の手紙を頼りにチェックポイントがありそれを蒼太、空、親子がフォルクスワーゲンで旅する涙あり笑いありの珍道中、小説版のロードムービーと見ました。ヒーロー物を演じた蒼太の苦労と活躍がヒシヒシと感じました。あなたもぜひ読んで一緒に旅に出て下さい。きっと感動間違いなしの傑作物語に出会えます。