あらすじ
米国経済はリーマンショックの清算を終えて、いよいよ本格的な好景気に入っていこうとしています。今後、長期的にみても、米国は世界最強の経済力を有することになるのに加えて、ドル高・円安が進むとなれば、米国株に投資するのが最もよいというのは明らかです。
とくに、これから資産を築いていく若い人たちに対して、本書は米国株への投資を勧めています。
それでは、具体的に米国株投資で成功したい人はどうすればいいのか?
そのサワリの一部をご紹介すると、
1、外貨建て資産のポートフォリオとして、円に替えることなく長期で運用する。
2、米国ゼロクーポン国債との組み合わせで米国株式に投資する。
3、自分が働きたい会社、子供や孫に働かせたい会社に投資する。
もちろん米国株式への投資にはリスクがつきものですが、上記3点に配慮したリスクコントロールを行えば、
まず大きな失敗に終わることはないはずです。
【主な内容】
プロローグ 風向きは変わった!円安のいまこそ資産形成をはじめよう
第1章 スターバックスは日本株ではなく米国株に注目!
第2章 松本大流「投資の作法」
第3章 自分年金の「ポートフォリオ」はこうつくろう
第4章 米国株に投資する際の参考ポートフォリオとアセットクラス
第5章 米国株投資にあたっての基礎知識
第6章 はじめての米国株投資
第7章 米国株投資お役立ちツール
第8章 米国株投資の税金とNISA
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
書いてある通り盤石な米国株ではないようであるが、取引きするならばマネックス証券がベストであることは理解できた。これをきっかけに他にも米国株に関する書籍を探求し、読破しようと思う。
Posted by ブクログ
マネックスによる米国株に関する本。
若干広告要素もあるが、参考にはなる本
<メモ>
・運を維持したいのであればリスクマネジメントをしっかり行うことが必要。さらにきちんとした人間=運のいい人と付き合う。かついつ絶好球が来ても対応できるように普段からしっかりと練習しておく。
・米国国債のゼロクーポン債と株式を組み合わせて投資する。今国債を金利分安く購入し、将来満額で償還される金額との差額相当を株式で購入すれば、将来的に株式がゼロになったとしてもペイすることになる。
・注文期日の表現 DAY 発注当日のみ有効
GTC キャンセルされるまで無期限に有効
GTD 指定日まで有効
Posted by ブクログ
表紙にマネックス証券代表取締役社長の松本大さんが登場していますが他にも4章「米国株に投資する際の参考ポートフォリオとアセットクラス」では広木さん
第5章「米国株投資にあたっての基礎知識」では米国株担当チームと必ずしも松本氏の著書というわけではなくマネックス証券全体で作り上げた一冊となっています
なぜ米国株を進めるのかというと様々な投資対象国・地域があっても結局のところ投資マネーは米国を目指す
大きな暴落を経験しながらも長期では右肩上がりに推移していく回復力の強さが魅力とのこと
そして当然ながら米国株を購入するにはマネックス証券の米国口座がもっともオススメという流れ
米国は世界最大の時価総額ですしどこかの国ひとつだけを選択するとなれば自分も米国を選ぶでしょう
ただ自分の場合はいくつかの利便性の点で国内の投資信託を選択しています
最低単位での取引コストが日本国内の投資商品と比較して割高であること
円からドルへ替える作業為替手数料
コツコツ積立ができない
上場株式やETFなので金額指定で買えない(国内も同様ですが)
著書はマネックス証券が米国口座の特定口座対応の前に出版していたので現在ではいくつかの面で記載している内容が変わっています
読んでいる本がたまたま古いだけの可能性もありますが・・・。
特定口座に対応したことで損益通算は確定申告の作業をすることなく証券会社が代理で税務署に税金を納めることが可能です
※源泉徴収の「あり」で配当金受取方法が株式数比例配分方式を選択している場合
本では次のページで紹介されている外国税額控除について配当金は全銘柄、米国・日本にてそれぞれ源泉徴収された状態で入金されてしまうので特定口座となった現在でも確定申告が必要となることは念押ししたほうがいいでしょう
取引手数料5ドル(税抜き)やネット証券でもっとも早く特定口座に対応、プレ・マーケットやアフター・マーケットという時間外取引に唯一対応していることなどマネックス証券は意欲的に米国口座に力を入れているのがよくわかる一冊です
Posted by ブクログ
米国株ついて取引したことのない人にお勧め
米国株の魅力をマクロの視点から解説しており、なるほどと思った。またゼロクーポン国債と組み合わせた投資方法など、実際の投資方法にも触れており役に立った。
Posted by ブクログ
マクロ環境分析(人口増加、経済成長、シェールガス、、、)から米国株式への投資が有利との整理は参考にはなった。(日本株に偏りがちだったので、米国を含む先進国株式への投資割合を数%増やした)
ただ、いい銘柄を、いいタイミングで買うのが個別銘柄投資の成功の秘訣だとすると、米国の個別銘柄を情報格差もある日本人が現地に住み”土地勘”もある米国人他と競って買いに行く理由がインデックスは楽しくないというだけでは、済まないように感じた。(うがった見方をするとマネックスが米国株式の手数料を下げて、キャンペーンを張っているので、この本もそのPRの一環と取られかねない。)
松本さんの他の著作に感銘を受けていたので、少々、残念な気もしたが、この本から米国株式のインデックス投資を重視すべきと考えるきっかけになったのは良かった。