【感想・ネタバレ】月下の盤のレビュー

あらすじ

ゴウダトオルを探してほしい。4日後に閉館する東亜ホテルで――捜索の果てに探偵が見た壮大な真実とは。

謎の人物からの依頼は「ゴウダトオル」を探すこと。4日後に閉館する「東亜ホテル」に滞在しているという。調査開始直後のホテルで男の死体を発見した探偵が対峙する壮大な真実とは? 圧倒的な完成度を誇るアガサ・クリスティー賞大賞受賞後第1作!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

力作!!

これはハードボイルドの括りでいいのかね?

脇役キャラも立っていて、
主人公との距離感が好きだった。

鉄壁のアリバイを崩せるか!?

つるはしを使ったカツーン、カツーンと
真相に近づいていく最後のひらめきの表現がしびれた。


あきらめずに立ち向かう姿が素敵。

ここで終わるのかと思わせておいて、
残りの謎の回収もお見事。

「睦月準也」
注目の作家となりました。

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2026年10月05日

Posted by ブクログ

緻密な計画のもとで積み上げたものは崩れ、偶然や諦めが積み重なったものが最後に残る。人間が積み重ねてきたものの偉大さと儚さを同時に感じられる物語だった。時間は厳しく残酷だが、同時に傷を癒してくれる味方でもある。時間を諦めと希望が同居するものととらえるこの目線は何だかとっても希望になったし、絶望と希望を行ったり来たりするこの生活が、いつか誰かと結びついて物語になることが楽しみにもなった。

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2026年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!!!詳しく説明されないからこそ余韻が残るタイプの面白さ。主人公については名前、風貌、年齢、刑事時代、奥様の死の詳細などは明かされない。とあるリストについてもなぜ満州から持ち出されたのか、なぜその人物が継承者に選ばれたのか、本当に今も継承されているのか、など謎が多い。読後に考えられる余白がたくさん残されている。
殺人事件の謎が解明された後も驚く事実、展開があって何度も湧いた。最後の方に平と広川が互いにチェス盤を贈り合おうとしていた描写があってとてもよかった。この季節に読めてよかった。

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2026年09月25日

Posted by ブクログ

あることがきっかけで警察を辞めた元刑事の探偵の私に「ゴウダトオルを探してほしい」とアリスというハンドルネームから依頼があった。ゴウダは4日後に閉館する老舗ホテルに滞在しているという。
私はそのホテルに部屋を取り、聞き込みを開始するが、ある殺人事件の第一発見者となってしまう。

早川書房のSNSでこちらの本を紹介していて、これは期待できるぞ!と即購入。めちゃくちゃ面白かった。

殺人事件のネタバレまで右往左往して、何度も足踏みするので、こちらも焦るけど、その解決にも納得。そして、ゴウダトオルなる人物についても、老舗ホテルが舞台だけあって、なかなかの広がりがあり、そこへ到着するのかと、感心しきり。アリスの正体など様々な伏線回収もお見事。

最後まで一人称の探偵が名を名乗らないのもまたいい。

これは何かの賞を取るぞと期待大。

しかし、〝ゴウダトオル〟を〝ゴウダタケシ〟と何度も読み間違えた。ドラえもんの見過ぎだな。

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2026年09月16日

Posted by ブクログ

―ゴウダトオルを探してほしい―

4日後に百年の歴史に幕を下ろすことが決まっている「東亜ホテル」。
探偵は正体不明の人物〈アリス〉の依頼によりこのホテルを訪れる。
閉館までの4日間このホテルに滞在しているということしかわからない、ゴウダトオルという人物を探すために。


超超超超面白かった。

国籍も性別も年齢も不明、名前しかわからない幽霊のような存在。
日比谷公園の向かいに位置する、国家を代表する高級ホテル。
クローズドな舞台の中、正体不明の人物の手がかりを求め濃霧を歩くようにまるで筋道の見えない調査を進める探偵。

そこで起こる殺人事件、関与が疑われる巨大企業グループの一族、背景に浮かぶ国家規模のプロジェクト。
幾度も展開され、その度に盤上の駒の様に敗れ散っていく推理の数々。

あまりにも壮大で複雑なドラマが描かれていくのに、物語の抑揚に反し徹底して温度感を排しているように感じられる文章。
主人公の一人称視点で書かれるその端的で、淡泊で、知的で、気の利いた文章がとにかく好みでした。
読者を物語に引き込む強い引力がありながらもとても静かなその主人公の視点が、百年の歴史に幕を下ろす高級ホテルという舞台の、華やかさや厳かさ、そしてそこにいる主人公の場違いさなどを小説全体に漂わせている。
そんな、一人称でありながらどこか客観した語りだからこそ、無数の人間の人生が絡み合いやがて百年近い時代に渡る群像劇の様相を呈してくる壮大過ぎるこのストーリーが、すっと自然に飲み込めてくるのだと思う。

筆致も、トリックも、伏線も、心情描写も圧巻。
個人的には今年読んだ本の中で一番好きです。

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2026年09月10日

Posted by ブクログ

帯に釣られて購入したのだが、誇張ではなくなかなかの傑作であった。

人探しを依頼された探偵が、閉館までのタイムリットがある中で事件の真相に迫るクローズドミステリー。
驚くような仕掛けというより、犯人が大方わかっているなかで、その動機と目的、そしてトリックを突き詰めていく感じが王道の謎解き感であっと言う間に読み終わった。
ちょっとした違和感や、不思議が最終的にはしっかり見事に繋がり腑に落ちる瞬間がとても良かった。
個人的には少しドライな主人公が、個性が出過ぎず読者目線を損なわせないのがむしろ邪魔をせず謎時に集中出来て良かった。
何より何回か失敗をするあたりが、現実的かつ自分も考えたことが違っていたかと一緒に失敗体験出来た喜びになり、もう一回考えなおす楽しみになった。
そううまくはいかないが、何かあるだろうと探る気持ちはまさに没入体験だ。
結果割と単純であり、最終的にはあーそういうことかと納得出来た。

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2026年10月03日

Posted by ブクログ

探偵の乾いた語り口は、泥臭さと知性、ロジックと情熱の振れ幅を一つの物語に収め、最後まで予定調和を許さない。

謎解きの快感にとどまらず、そこに至る人間ドラマも含んだ物語は、最後まで熱を失わなかった。この乾きと熱のあわいに、新しいハードボイルドの形がある。

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2026年10月02日

Posted by ブクログ

アリバイ崩しの小説だが、回りくどい。485頁もあるが、なかなか進まない。「ゴウダトオル」探しに時間をかけすぎ!

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2026年09月29日

Posted by ブクログ

 読み手も推理するが、なかなか思い通りにはいかない。
 これでもかと言うぐらい、面白い展開となっている。

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2026年09月27日

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