【感想・ネタバレ】九尾の猫のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

マスコミによる民衆の扇動、容疑者との心理戦、最後のドンデン返しといろいろな要素が詰まって読み応えある。現代からするとちょっと雑な部分が残るけど、そこを割り引いても面白い。

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2018年04月21日

Posted by ブクログ

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【あらすじ】
ニューヨークで組紐による無差別連続絞殺事件が発生。警察やエラリーの必死の捜査にも関わらず止まらない殺人に、メディアはネコを模した犯人像を書きたて、市民は恐怖を募らせる。やがてエラリーは、被害者の出生にある共通点を見つけ出す。

【感想】
既に何名か殺人が起こった状態で始まり、そこにエラリーが投入されるという展開で始まる。犯人の顔も被害者の関連性もなかなか見えてこず、先の展開を期待しながら読める。
被害者の共通点が判明してから犯人を追い詰める過程は緊迫感があり良い。あっさり終わったと思わせて捻りも用意されているので、読み応えがあった。

あとがきによると、フレデリック・ダネイのベスト3自著の番外編に入るとのこと。

なお、日本語版タイトルは被害者の数が読めてしまうので良くないと思う。九尾の狐をもじりたい気持ちはわかるが。

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2014年07月08日

Posted by ブクログ

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エラリー・クイーン・シリーズ

『十日間の不思議』事件で傷ついたエラリー。ニューヨークで起きる「猫」と名乗る犯人の起こす連続殺人事件。特別捜査官に任命されたエラリーの捜査。被害者の妹セレストと弟ジミーの協力。新聞が煽る事件。事件に恐怖する市民が起こす「猫」暴動。被害者たちの共通点に気が付き犯人逮捕に動いたエラリー。自分の推理に疑いを持ち犯人の関係者を訪ねてウィーンに飛ぶエラリー。そこで解決される事件。

 2002年1月9日再読

 2011年11月19日再読

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2011年11月19日

Posted by ブクログ

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面白かった!
いままで読んだエラリー・クイーンの本の中で一番真実にびっくりしたし分かりやすかったし納得したような気がする。

途中でカザリス博士犯人説が持ち上がった時は残りのページ数こんなにあるのにもう犯人分かるって…それほんまに犯人?何かこの後まだ展開ありそうやし真犯人は別にいるのでは?と思ったら案の定やった。

産婦人科医が自分がお産でとりあげた人をひとりずつ選んで…っていうのはなるほど、というか、よく考えたなあとしみじみ思った。
しかも何故男性は既婚者もいるけど女性は未婚ばつかりなのか?ていう伏線もちゃんと「電話帳で探したから。名字がかわってる女性は見つけられなかった」ということでちゃんと回収されてる。

相変わらずエラリー・クイーンは私からすると役立たずで(笑)、どんどん被害者増えてくやん。て感じやった。真犯人にたどり着くのは事件がすっかり落ち着いた9人の犠牲者が出た後やったし!
コナンにしろ金田一少年にしろ、私が知ってる推理ものはもっと早くスマートに真相にたどり着いて罪を暴くイメージがあるからエラリー・クイーンはその点遅すぎる感は否めないし名探偵ってかんじには思えん。

けどいつも不思議と続き気になって読んでしまう。

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2021年10月19日

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