あらすじ
服部匡志先生が、第20回読売国際協力賞を受賞されました!
「情熱大陸」 「カンブリア宮殿」 出演で話題沸騰!
Suzieニュースにて紹介されました。
大切なのは、今、この瞬間。
実感できれば人生は変わっていく。
1万人以上のベトナムの人々を、無報酬で失明から救ってきたドクターからのメッセージ。
■担当編集者のコメント
人間は、人を騙し、人を虐げるようにできている、と言う人がいます。
これも真理かもしれません。
しかし人間は、人を助けるようにできている、と言う人もいて、これもまた間違いのない真理です。
であれば、服部先生のように「人間は、人を助けるようにできている」ことを信じて生きていったほうが、
みんなずっと幸せなのではないかという気持ちで、本書を担当させていただきました。
学生から成熟した大人の方まで、できるだけ多くの方々に読んでいただきたい本です。
■目次
●第1章 ベトナム
・ベトナムとの出会い
・ハノイという街
・運命共同体
・相手のやり方に身を投げてみる
・思いが世界を創造する
・患者さんは家族同然
・忘れられない少年
・医師としての原点
●第2章 親父の死
・いじめられっこ
・親父と祖母の思い出
・どうしようもない現実
・遺書
・自分を救えるのは自分だけ
・魔の浪人生活
・逆境が人を成長させる
・弱点克服
●第3章 幸せ物質
・眼の病気
・ふたりで貯めたお金
・幸せ物質があふれてくる
・あきらめるわけにはいかない
・手術がすべてではない
・人を助けるのに遠慮はいらない
・魔物
・挫折の繰り返し
・恩師、木下
・人生をあずける
・選択肢は無限大
・真野先生に教わったこと
・初めての手術
●第4章 お前はどうしたいんだ?
●第5章 毎日が宝物
●第6章 行けるところまで
●第7章 瞬間を生きる
■著者 服部匡志
1964年大阪生まれ。フリーの眼科医。
父親の入院中の心ない医師の言葉がきっかけとなり、「患者の痛みをわかる医者になる」と決意。
京都府立医科大学卒業後、日本各地の病院で経験を積む。
2002年よりベトナムのハノイ国立眼科病院で最先端の内視鏡を駆使して網膜剥離や糖尿病網膜症などの治療、
指導を始める。その技術は世界トップレベルで、誰もが認める凄腕。
ベトナムでは報酬をいっさい受け取らず、日本で稼いだアルバイト代で旅費、
滞在費、治療費などをまかなっているため、「ベトナムの赤ひげ先生」と呼ばれることも
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分の人生において、ミッションを持って生きている。
そして、なによりも人の笑顔ために自分にできるベストを尽くそうとしている姿がすばらしかった。
いきなり著者のようになることは難しいだろう。
だが、自分を見つめ直し、何ができるかを小さなことからでも考え始めることはできる。
とても勇気づけられる本でした。
Posted by ブクログ
ざっとでも一読の価値あり。
手探りでやってきたからこそ、すべての言葉に実感がこもっており心に響く。人生に行き詰まったとき、そうでないときでも、下手な自己啓発本を読むよりためになる。
服部先生ステキです!!
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今のまま勤めていれば生活には困らないが、僕の心は死んでしまう。思い切って病院を辞めよう。先のことを考えても、しょうがない。人生、なるようになる。大切なのは、自分がどうしたいか、それだけだ。
相手のやり方に身を投げてみる。自分のやり方にはめ込むのではなく、相手のやり方に合わせ定期その中でどうすればいいのか考える。
「お母ちゃんを大切にしろ。人に負けるな。努力しろ。人のために生きろ」
なぜ失敗するのか、何をしなければならないのか、苦手なことを克服しないかぎり成長しない。
スランプは好きなことを伸ばして自信をつける。
現場で必要なのは、周囲を見ることができる余裕と心配り、自分から動いていける積極性、そして、あきらめないバイタリティ。
自分のエゴを優先せず、相手の立場を考えることができる優しさ。
仕事に対する情熱とは、損得に左右されない、人からどう言われようとも揺るがない、自分が自信と誇りを持って注いでいけるもの。
ピンチの時こそ冷静に。
自分の考えを相手に押し付けてはいけない。