あらすじ
正体のわからない不安に「輪郭」を与えれば、もう恐れる必要はない。
終活、運、歴史、人生の暖流と寒流から、未来像まで、
出口流・「データと事実」で紐解く究極の死生観!
・老いについて大切なのは「あきらめる」こと
・「精一杯生きる」は、歯をくいしばることではない
・終活は、最低限でいい
・人間の器は大きくならない。だから入れ替える
・運は上げられない。しかし適応はできる
・暖流と寒流。水温は自分で選べないが、泳ぎ方は選べる
・孤独と孤立は、大きく違う
・お金とは、選択肢の別名である
・日本のGDPを上げる2つの手段
・働くことは、最大の後世貢献である…etc.
【目次】
第1章 衰える体と、どう付き合うか
第2章 それでも人は、死ぬまで成長できる
第3章 人生には、暖流と寒流がある――運とどう付き合うか
第4章 孤独でいい、孤立はするな
第5章 宇宙の歴史から、自分の死を眺めてみる
第6章 すべての人が支え合う社会をめざして
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ライフネット生命の創業者であり稀代の読書家でもある出口治明氏が、自身の脳出血後の車椅子生活という体験をもとに、誰もが抱く「老い」や「死」への漠然とした不安をデータと事実で解き明かした一冊です。
感情論を排した客観的な事実を通して、過度な恐れを手放し自分らしく人生の終盤を生き抜くための処方箋が示されています。
印象的だったのは、次世代へのバトンの渡し方。上の世代がすべきことは、過去の成功体験を押し付けたりいつまでも居座り続けたりすることではない。若い人が挑戦できる環境を整え、時代を超えて通用する「思考の武器」を渡さなくてはならない。
命の終わりを見つめることは、自分がどう去り、何を遺すかを見つめること。読み終えた今、次の世代へバトンを繋ぐ一人としてどう生きるべきか、大切なコンパスをいただいた気がします。