【感想・ネタバレ】無頼伝涯3のレビュー

あらすじ

「恐れず行けっ……!! 今は不可能を、可能にする時っ……!!」平田隆鳳(ひらた・りゅうほう)が殺害された夜、自分がどのようにして犯人に仕立て上げられたのかを語る涯。その話を聞いた「人間学園」の課長・澤井(さわい)は、涯が犯人である事を証明するビデオを見せつける。しかし、それこそが無実を証明する証拠だと気付いた涯は、そのビデオテープを持ち出して決死の脱走を試みるのだが……!?

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多くのタイトルが実写映画化、アニメ化されていく福本伸行の作品。
ギャンブル作品の多いイメージがありますが、その中にひっそり隠れた名作があります。そうです、『無頼伝涯』です!!
殺人の罪を着せられた少年 涯 は、警察に捕まり少年院送りにされるはずでした。
しかし、送られた先は脱獄不能な地獄の牢獄。絶体絶命の中、自分の汚名を雪ぐためにもがきます。
「孤立せよ・・・」との印象に残るセリフがありますが、これは涯の性格を見事にとらえています。
涯の生い立ちや牢獄内でいろいろな心情が察せられ、福本伸行作品でここまで考えさせられたことはありませんでした。

同作者の『黒沢』という漫画もいろいろと考えさせられる漫画でしたが、それとはまた違ったベクトルの話となっています。
いつもとは違った福本作品に出会えるかもしれません。ぜひ一読あれ。

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悪代官

脱獄するのかと思いましたが、陸の孤島ではどうしようもない!
そして人間学園の生活が始まったが、なかなか残酷な状況だ…

#ドキドキハラハラ

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2022年11月09日

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