あらすじ
ひとりの女子高生が失踪し、腐乱死体となって発見された。
複数の援助交際をしていた男が最有力容疑者であったがアリバイが成立、捜査は暗礁に乗り上げる。
未解決のまま約十年後、あるノンフィクション作家がひょんなことから被害者のSNSアカウントらしきものを知る。
事件前日の「チョウチョのところ19」という意味深な投稿に着目し、取材を重ねて書き始めるが……。
「この本、出せますか?」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
架空のキャラクターについて一つ、また一つと知るたびに、本当に実在するかのように感じる。
現実とフィクションの狭間で揺れる揺れる。
読書って楽しい。
Posted by ブクログ
やられた!!
過去に起こった女子高校生殺しのノンフィクション作家による出版を装った出版物という形の小説。面白かった!あと50ページくらいになっても決着がつきそうもないのに、出版後のメールて真相が明らかにされるとは!!
青葉さんは高校2年生。姉が四葉。お姉ちゃんに会わなければならないとのことで、マクドナルドを断っている。高校帰り、川越市駅から池袋まで乗り、姿が消えた。1ヶ月後、足立区西新井の単身用アパートで腐乱死体で発見される。
この303号室の借主は36歳の高橋勇亮。妻と娘の3人暮らしだが家族は別の家に生活していて、ひみつのセカンドハウスだった。高橋の犯行だろうと警察も楽観視していたが、高橋はソウルに長期出張していたというアリバイがあった。10年もの間、事件は放置され、筆者のところに読者から青葉さんのアカウントではというTwitterアカウントが届けられる。
筆者は四葉、青葉姉妹や家族の知り合いから丹念な聞き取りをする。子供の頃からの生育歴など。四葉は当日、青葉と会う約束などしていないと言った。
10年近く解決されなかったのには訳があり、
1)時間がたちすぎた
2)アカウント青葉が弱い
3)高橋犯人説が未だに信じられている
4)家族が解決を働きかけていない
などが考えられる。事件の翌年、遠野家と四葉の彼氏の速水は同時期に姿を消す。引越しし、職も変わった。
Posted by ブクログ
なんか、ヤバいな…
というのが1番しっくりくる表現です。
こんなのよく思いつくわー、と
アホみたいに感心してしまいます。
作中の著者の取材に基づくルポタージュですので、淡々と取材が続き、書き起こされていきます。作中の著者と編集者のやりとりも含まれます。
ある意味劇的に動く展開などはなく、まあ淡々と進んでいくんですが…なんか不穏なんです。
落ち着かない。早く真相が知りたい…。
まさか解決せず終わったりしないよね?気になって寝れんわ…と焦ってしまうほど。
で、結末は…。
これは想像できなかった。
ぜひ多くの人にもこのヤバさを味わって欲しいです。
Posted by ブクログ
最高に面白かった。
ルポの体裁を取っている文章と登場する証言者によって、文字通り誘導され様々な「物語」の可能性を見出してしまう展開に没頭した。
またラストには、これまで読んできた文章のどこまでが真実でどこまでが虚構なのか判別が付かなくなる末恐ろしさがあった。
Posted by ブクログ
姉と会うと出かけたまま行方不明となり死体で見つかった女子高生。その真犯人と当日の行動の謎をライターが追う。予想外の事件の真相と犯人に驚いたが、中だるみ感が半端なかった。3.3