【感想・ネタバレ】ハラスメント最終報告のレビュー

あらすじ

ハラスメントにサヨウナラ! 注目の組織開発者が書いた、常識を覆す究極のハラスメント対策本。
人と人との関係性を主軸に置いた、あたらしい組織論がここにある。

「意識啓発をどれだけ頑張っても組織からハラスメントがなくならない理由はこれだったのか。ハラスメントに苦しむ人がいなくなりますように」──太田啓子(弁護士)

「ハラスメントは被害者と加害者の問題ではない。私たち皆が分業して立ち向かうべき構造なのだ。全社会人必読の書」──朱喜哲(哲学者)

「ハラスメント」という言葉は社会の至るところに溢れたが、その氾濫に現場は追いつけず、事案は多元化・複雑化している。
ハラスメント防止教育やアンガーマネジメント研修など、個人の意識・感情・スキルの改善を前提とする「個人モデル」では、ハラスメントを根絶するのはむずかしい。ハラスメントの根は個人の悪意にあるのではなく、構造にある。ハラスメントの「個人モデル」から「社会モデル」への視点の転換が必要だ。
組織開発者として注目を集める著者が、事例的なストーリーもあげながら、ハラスメントの構造を解きほぐす画期的なテキスト。企業の経営陣、中間管理職、現場の社員それぞれに有益な、ハラスメントを終わらせるための究極の対策本。

“私は本書において、ハラスメントを「問題の個人化」を超えた観点から眺め直そうとしている。ハラスメントという感情や傷つきを問題にするところまでやっときたのなら、それを個人単位の良し悪し、加害・被害のような単純化した二項対立的議論や、新自由主義の申し子である「自己責任論」の延長線上から離したいのだ。”(本文より)

【目次】
序章 「ハラスメント」飽和社会を読む
第1章 ハラスメントの現在地
第2章 「個人モデル」でハラスメントを見ることはなぜ不毛なのか?
第3章 「社会モデル」で見るハラスメント
第4章 関係論的ハラスメント防止策とは何か
終章 組織がつづくということ
おわりに

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Posted by ブクログ

本書は著者のこれまでの主張の延長で、能力主義という個人に変調した組織マネジメントへの批判、改善提案で、まさにハラスメント対策として、貴重な重要書である。つまり、ハラスメントをする“悪い人”を見つけるだけでは、ハラスメントはなくならない、なぜ、そのような関係や行為が生まれる組織・社会になっているのかを見る必要がある、という言葉が本書を貫くテーマである。

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2026年09月21日

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