【感想・ネタバレ】空間の謎・時間の謎 宇宙の始まりに迫る物理学と哲学のレビュー

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Posted by ブクログ

時間空間についての、ニュートンとライプニッツの対立から説き起こされる。マッハ流関係説力学が解説されている。科学哲学者による著作。面白くて、ぐいぐい読める。

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2022年03月04日

Posted by ブクログ

読者を選ぶ本だ。
相対性理論、ゲージ理論の理解がないと味読は厳しいだろう。

数式はほぼ出てこないが、ニュートンとライプニッツをめぐる論争が現代の物理学研究に影響を及ぼしていることが、かなり突っ込んだところまで触れられている。

物理学をめぐるパラダイムが構築される様が体感できる、またとない機会であった。

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2018年08月01日

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ネタバレ

 これは科学哲学の先生が書いた良本。もともと理系だった人で,相対論などの物理学に関する知識を踏まえている。
 初期のアインシュタインに影響を与えたというマッハの思想は,あまり触れたことがなく新鮮だった。運動はすべて相対的というのは,よく考えればその通りだ。「ニュートンのバケツ」の話はあまり知られていないと思うのだが,おもしろいし,もっと興味をもたれてもいいと思う。

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2012年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
空間とは何か、時間とは何か。
この最大級の謎の解明には物理学と哲学が取り組んできた。
絶対空間と絶対時間を主張したニュートンと、それに対抗して「時空の関係説」を唱えたライプニッツから出発して、最新の宇宙論にいたる物理学の成果を哲学者の目から見ればどうなるか。
宇宙の始まりに迫る量子宇宙論へといざない、物理学に隠されていた時空の哲学の潮流を解きほぐす、直観的な理解を助ける図表を多数収載。

[ 目次 ]
第1章 空間とは?時間とは?(プロローグ;時空の難問、奇問、愚問? ほか)
第2章 ライプニッツとニュートンは何を争ったか(論争の文脈;科学の二つのヴィジョン ほか)
第3章 ニュートンのバケツから相対性理論まで(ニュートンからマッハまで;二つの相対性理論で論争を裁く)
第4章 マッハ流力学の行方(関係説力学―第一の路線;関係説力学―第二の路線 ほか)
第5章 宇宙と量子(静的宇宙から動的宇宙へ;ビッグバンと素粒子 ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月03日

Posted by ブクログ

ニュートン、マッハ、ライプニッツの空間哲学が、現代の物理学、宇宙論にどのように投射され、学者達の基本的な考え方に影響を与えているのかを説明している。

一応、完読したが、内容は難しすぎて理解して人に説明するには至らなかった。ニュートンは「絶対時間と絶対空間」を、ライプニッツは絶対空間・時間を措定せずに「時空の関係説」を主張していた・・というところから、相対性理論、ビッグバン、クオークまで話が広がっていく。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

読めるかな、と思って読んでみた。
昔から知りたかった時空の謎、
宇宙がいっぱいあるって?
てか生命ってどうやってできたの?
てか宇宙ってどっからきたの??
難しすぎて、でもふとわかるときが楽しくて。
うーん、わかったこと?
様々な事象は相対的なのか、絶対的なのか、をまず考えなくてはならない。
様々な事象は…波動方程式やらビブン方程式やら、とにかく数式で表される。ゼッタイ。
あとライプニッツは、なぜおそるべしかというと、私がよく考えてる、
「その理由は何で?そのまた理由は何で?」を問うた人だから、なのかな。

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2012年04月20日

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