あらすじ
2026年10月16日より全国公開! ピュリッツァー賞作家の傑作海洋小説が映画化! 映画「クジラに落ちた男」原作。巨大クジラに丸呑みされ、酸素残量は1時間。生還する唯一の鍵は、憎んでいた父に叩き込まれた教え──卓越したダイバーだが不器用な生き方しかできなかった父が、海で自ら命を絶った。17歳の息子ジェイはその遺骨を求め、海に潜るが……。ピュリッツァー賞作家が放つ傑作海洋小説。全米図書館協会アレックス賞受賞、2023年ニューヨーク・タイムズ年間ベストブック選出。/解説=渡邊利道
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Posted by ブクログ
映画を先に観てから。
改めて小説で読むと、シチュエーションの奇抜さとは対照的に、刻一刻と減っていく空気圧の残量の中、いかに脱出するかというスリラーを丁寧に描いていると思いました。
まさに走馬灯の如く、ランダムにフラッシュバックする父親の教えが差し込まれるのも、一編が短いので、スピード感持って読めました。
あと、映画をざっと観ただけだと、クジラ=父親?(自分はそう思いませんでしたが)に思えなくもないので、海を取り込んでいくクジラの「全は一」感が、ざっくり説明されてて理解が深まってよかったです。
比喩が分かりづらいのは、自分の教養不足もあり……海外文学あるあるで、現状どういうこと?になる時があるのは、しょうがなかったですが。
あと関係ないですが、シェイプオブウォーターをデル•トロと共著というダニエル•クラウス氏の経歴にびっくりしました。
尖りまくり!
Posted by ブクログ
クジラに丸呑みにされて脱出するだと!
ダイバーとしては気になるけれど、あまりに直球で馬鹿馬鹿しすぎる。どうせダイビングしたこともない作家が聖書と絡めて人間の再生を描く寓話的なファンタジーかとも思いましたがそうでもなさそう。我慢しきれずに買ってしまいました。なんて高い本と金額にもびっくり。
読んでみると、本当にダイビング中にマッコウクジラとダイオウイカの闘争にまきこまれて飲み込まれ脱出するまでのドラマを、ただそれだけを真剣に描いていてびっくり。真っ当に仕事のできない伝説的ダイバーを父親にもった青年が主人公で、少年時代から青年に至るこのいかれた父親との関係をフラッシュバックしながら脱出劇を描きます。クジラの生態、構造やほぼ正確なダイビング描写で感心するのですが、なにせ父親のイカれ方がちょっといまどき非現実的ではないでしょうか。子供への接し方が強圧、狂信的すぎる。なぜ家族は止めない?こんな生活力のない男に惚れる女とは??
だいたい、非減圧潜水でも減圧潜水でもダイブコンピューターなしで潜水するのは真面目に考えて合理的でないのはすぐにわかるではないか。古いスタイルが好きとか大量消費主義が嫌いとかそういう問題ではない。理論や知識を重視しすぎる狂信的ダイバーのこんな父親だったらなおさらだろう。ダイビングはサイエンスであってスピリチュアルな要素はない(そんなことしてたら死ぬよ)。そういった意味でこの父親像に作り物じみた薄っぺらさを感じる点と、なんか日本語の意味が汲み取りにくい部分もあり、そこがますます割高な感覚をいだかせる原因となっているように感じます。それ以外は本当にあり得るかもしれないと思わせる迫力がありますし、タンク内の空気が切れる制限時間もあるからスピード感もあります。フラッシュバック以外はほぼ水中というかクジラの体内シーンというのも斬新。やっぱりダイバーだったら読んでおもしろいと思います。水中をテーマにおもしろく描ける作家は「ジョーズ」や「ザ・ディープ」のピーター・ベンチリー以来ではないでしょうか?映画も見てみようかな(どうせCGまみれなんだろうな)。こりないねぇ。
Posted by ブクログ
映画予告から知って、気になり購入。
独特の表現が多く、イメージしづらい場面もあったが、父との思い出を思い起こしながら最悪な状況を切り開いていく姿が良かった。
映画でどう表現されるのか楽しみです。
Posted by ブクログ
題名のとおりである。本屋で見かけた瞬間、なんじゃこの面白そうな本はと思い手に取った。というのも最近『白鯨』を読んでクジラに関心があったものだからこの題名と不穏な青色、「タイムリミットは1時間」に惹かれて、私の手は磁石のように本を手放さなかった。
形式は少々変わっており、2〜3ページほどの細かい区切りで構成されていて現在編と過去編を行き来したり連続で現在編が続いたりしている。過去編は「2015」のように西暦が記されているのですぐにわかるが現在編は「3000PSI」が始め連続で続き、何を意味しているのかわからなかったが、その内にわかる。タンクの残りの空気量を示す数値であると。そして物語はこの空気の残量が徐々に減っていくことでタイムリミットが迫っていることを意図している。なんかおしゃれ。
クジラに飲まれた男は、なぜ海を潜ったのか、なぜクジラに飲まれたのか、クジラの中でどういった行動をとったのか、果たして助かるのか。
Posted by ブクログ
クジラに呑み込まれるって…
エドワード・ケアリーが思い浮かんだ。
回想は年代がバラバラで分かりにくかったな。でも後半はヒヤヒヤした、酸素が減っていく中で、これはもしかしてアンハッピーなのでは?と思ったり。
昨日から映画公開か、観たいなー。
多分これは映画のが面白いと思う。
あと、個人的にはクジラよりダイオウイカのが怖い………、何かこの前もラスト・ブレスっていう映画みて、本当に海こわいよ。
ジョーズやらオープンウォーターやら、海底〜〜みたいな映画を観すぎたのか、海には潜れない。やれてシュノーケリング。
作中に出てくるジョン・スタインベックのキャナリー・ロウは読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
クジラのお腹の中って、ピノキオとかのイメージで
とっても広い空間だと思っていたらしい、自分。
そんなに狭い場所なのね、と妙なところで感心してしまった。
あと、イカの口にも。そんな風になってるのかぁと。
決死の脱出激でもあるし
父親、家族との関係がズキズキと染みわたってくる物語だった。