あらすじ
【仕事】【暮らし】【こころの持ち方】【未来】に効く
自信がなくなったとき、あなたを励ます101のことば
朝、どんな言葉を使うか。
誰に会うか。
何を食べるか。
どんなふうに仕事に向き合うか。
人生は大きな決断でできているように見えて、
実はそうした小さな選択の積み重ねでできている。
だから、今日一日を自分で選ぶ。
それだけで十分なのだと思う。
<もくじ>
1章 よく働く人は、よく休む人。
好きなことを続けていく。そうやって自分であり続ける。/ほんとうの成果は、日々の手応えを感じること。/日々の心がけが、人からの信頼になるように。/なんでも知っていることよりも、わかることをひとつでも多く。/「できない」は、今の自分を正しく示す言葉。etc.
2章 心地よいリズムで、暮らす。
何もしない休日は、無駄な休日ではない。/身だしなみとは、相手を尊重すること。/年相応の生き方はない。人それぞれがいい。/貯金や資産は豊かさそのものではない。/旅行とは、遠くに行くことだけではない。/本を読むこととは、世界の見え方を少し広げること。etc.
3章 迷いながら、選びながら、進む。
嫌われるのはつらいが、自分を消すのはもっとつらい。/空気を読まない自分を後悔しなくていい。/嫉妬した自分を、見つめる勇気を。/前向きよりも、等身大に。/正直よりも誠実さを。/大人になるとは、完璧になることではない。/未来とは今日のこと。etc.
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
お金、順位、そういうものにとらわれないで生きよう。肩書き、出世、そんなちっぽけな話はどうでもいい。また、そこにこだわれば自分らしさをときに失う。自分を裏切らない生き方が大事だ。他人にコントロールされている状態を忙しいという。確かにその通りで、実際に自分で自分の足取りをコントロールすれば、それは自分のペースになる。ただ、それが早いか、遅いか、世界とどう関連していくか、である。休暇が好きなのは、休暇によって無になる瞬間があって、その瞬間は、自分にとって仕事のモチベーションや、前に進める原動力となっているからだ。休みばっかり優先して仕事がおろそかになっている、そんな人は評価されるはずもない。休暇をとっているのに休んでたんですね!存在感ありすぎて、休んでないかと思ってましたというくらいがいいのかも。主体的に生きていれば忙しいなんてことはない。ただ、いろいろな人のエクスペクテーションってあるわけで、それを満たそうとして忙しくなることってあるわけで、そういう忙しさを楽しめるかだと思う。
遅刻したら素直に謝る。遅刻は、相手の時間を奪っていることだからだ。というのは本当にわかる。上司と合わなくても、ちゃんと言葉にすること。慎重にとかいてあるところが松浦弥太郎さんの真骨頂と言えるだろう。素敵にやったらいいじゃないと。仕事と家庭のバランスも、完全にうまくはいかない。いまはこれを選択するということをしっかり決めて、もう一方にも心配りを忘れずに。いま、大切なのは何か?に集中する。好奇心と行動力。氏の英語を聞いたことがないのだけれど、ニューヨークに渡ったエピソードがあるくらいだから、喋れるのだろう。英語で大事なのは、気持ち。拙い英語でも何度も伝えることが大事。英語が堪能でも気持ちが伝わらなければ意味がない、彼の持っている気持ちが通じること、の意味を語学にも当てはめている。
きちんとしている日もあれば、そうでない日もある。それを含めて、人は生きている。
何もしない休日だって、人が生きていく上で必要なんじゃないのか。活動することが常に正ではない。確かに、コンドの部屋から外を眺める。素敵な曲をラジオで聞いたので、耳コピでちょっとギターを触ってみた。コーヒーを淹れる道具を変えてくれた。めちゃくちゃ美味しくなった。サラダを作って、レコードをかけ、体を揺らしながら、レタスを洗い、アボカドをきる。ドレッシングはいつものライムとオリーブオイルと塩だけのシンプルなもの。夕暮れ時、思う。幸せってのはこういうことなんだろうなと。松浦弥太郎さんは、村上春樹の小説にすごく感性が似ていると思っている。日常のキラリと光る瞬間を捉えて、そして教えてくれる。ニューヨークの街はいつもそうだったから、意味がすごく良くわかるんだ。55と54の間、8アベを抜けたところに夕暮れが差し込み、美しい街並みが浮かぶ。セントラルパークの手前で、うっとりと眺めた夕日を、松浦さんの文章を見ていると思い出す。何かをしないといけない、というこの強迫観念を捨てるべきというのが本書の趣旨の一つのようだ。アメリカでは、安全とお金以外は、固定観念を捨てられたように思う。相手をぶちのめすことが正で、ぶちのめされたら負けて、マンハッタンから退出する。それだけだ。固定観念なんか最初から必要ない。本を読むことは、自分の世界を少しずつ広げること。本当にそうだと思う。
人と価値観が合わない、空気が読めない、人間関係で悩んでいる人がおおいのだろう。価値観が異なる人と、感性が会うことで一緒にいたいと思えるようになる。つい、自慢してしまいたくなる人、自分にコントロールできることは、感情・行動・対応であり、それ以外は捨てる。
あとがきにあるように、自分の選択したことが、自分の中から出てきたものなのかが大事だ。自分という唯一無二の存在が選んだ選択、きっとそれは今日何もしなかったとしても、1日だからであって、それが悪いとか、えらいとかえらくないとかも関係ない。おそらく、ありのままを受け入れる仏教的な思想にも通じるところがあるなと思った。杉本博司さんのエキシビジョン、Form is Emptinessもおそらくそういう思想があるんだと思う。未来、将来、そこへの一歩は自分で決める。積み重ねたそのさきに、自分がいるんだろうからね。
Posted by ブクログ
松浦弥太郎さんの言葉は、色々な葛藤とか感情を沢山自分なりに咀嚼された優しさが滲み出ていると感じます。
「自分の足音を聞きながら」というタイトルのとおり、自分の軸で判断する中でやり過ごす日があったり、ただ自分を見つめる日があったり。
曖昧を許容していいんだよ、素直に立ち止まっていいんだよとちゃんと出来ないと責めがちな私の力の入り方を緩ませてくれる本でした(´▽`)ノ
寝起きすぐ「何もしない休日はよくないのか」を読んで、そんな自分も良いなと受け入れようと思いました。
Posted by ブクログ
【学びたいこと】
松浦弥太郎さんの、品があり、丁寧で、余裕のある考え方に憧れている。
また、本書で「普通」をテーマにした自分の意見の持ち方にも興味があった。
本書から、松浦さんの「普通」に対する思いや、自分の意見の持ち方などを感じながら、楽しんで読みたい。
【質問】
Q1 松浦さんの「普通」に対する思いは?
Q2 自分の意見を持つうえで、大切なことは?
Q3 よく働く人は、よく休む人とは?
【本書の答え】
A1
・「普通」とは、誰かが先に見つけた答えで、大抵は正しく、多くの人に受け入れられているもの。その「普通」に対して、自分はどう思うのかを問いかけている。
・若い頃は「普通」に反発していたが、「普通」の反対を生きようとして、結局「普通」に縛られていた。究極的には「普通かどうか」すら気にしない。
A2
・意見は急いで用意するものではない。自分の中で確かめ、納得したうえで自然に出てくるもの。
・自分の軸を持ち、夢中になっていることに正直であること。
・本当に苦しいのは、嫌われることではなく、嫌われないために自分を失うこと。
A3
・休むことも仕事の一つ。自分を大切にするための選択であり、責任でもある。
・限られた時間で仕事と向き合い、明日の余力を残して区切りをつける。
【本の概要】
本書は、著者が世の中の「こうあるべき」という101個の「普通」に、小さな問いを持ち、それに対する自身の考えを綴った一冊。
著者はエッセイストの松浦弥太郎さん。
・世の中の「普通」に小さな問いを持ち、「自分はどう考えるか」を選択することで、自分らしい生き方につながっていく。
【印象に残った表現・引用】
・「忙しい」は、他人にコントロールされていることで生まれる感情。
・断るときは、感謝を伝え、できない理由を簡潔に添える。
・情報はすべて知ろうとするのではなく、自分にとって大切なものを見極めて理解する。その向き合い方が、自分の軸を育てる。
・知的であることは、好奇心と行動力のこと。
・本を読むことは、自分の考えを立ち止まって考える時間を生む。誰かの人生や思索を、自分の内側でゆっくり受け取ること。
・機嫌はいつの間にか治っている。無理に治すものでもない。
・鈍感な人だからこそ守られる心がある。鈍感には鈍感なりの気づきを大切にすればいい。
・明日の不安は考えない。明日の自分に任せる。
【感想】
・著者のどんな事象の問いに対しても否定せず、受け入れる心を感じた。
・自分も幼い頃は、著者と同様に「普通」という言葉に違和感を持ち、自分なりの答えを持っていた。一方で、仕事では前年踏襲など、「普通」に流されている自分もいる。改めて、日常の「普通」に小さな問いを持ち、自分なりに考えることを大切にしたい。
【実践すること】
・日常に小さな問いを作り、自分の考えで行動する。