あらすじ
名作には、必ず忘れられない敵がいる
アルセーヌ・ルパン、ハリソン山中(「地面師たち」)、悪女ミレディー、貞子――
名作には、忘れられない悪役(ヴィラン)たちが登場します。
主人公と敵対し、悪事を働くヴィランたち。
一見、人々に嫌われてしまうようなキャラクターでありながら、私たちはどこかで彼らに「悪としての活躍」を期待してしまいます。
なぜ、私たちは悪役に惹かれてしまうのでしょうか?
怪盗、詐欺師、剣鬼、悪女、怨霊、人獣。
近現代の大衆文学に登場する、恐ろしくも魅力あふれる6つのヴィランを例にその魅力をひも解いてみましょう。
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Posted by ブクログ
ヴィランという存在を深掘りして、怪盗や悪女など個別に解説している本。今まで漠然とヴィランを認識していたため、ここまでヴィランの類型があることに驚き、興味深く読んだ。
各類型は、具体的な物語のヴィランを提示してくれるため(例えば怪盗ならばルパンなど)、抽象的でわからない点も特になくスルスルと読み進められた。
ヴィランにはそれぞれ特徴はありつつ、物語を進めるためのスパイスだったりアンチテーゼ的な役割を持っているため、目が離せなくなるのだなと改めて認識した。そしてヴィランは悪い存在でありつつ、ヴィランって魅力的だなと思った。