【感想・ネタバレ】ぼくん家の神さまたち[改題・新装版]のレビュー

あらすじ

父の事故の日から、ぼくん家は変わってしまった。両親は別々の神さまを信じはじめ、家族の〝当たり前〞は崩れていく。妹のミッコを守ろうと奮闘しながら、親友・龍之介に支えられ、物語の世界に没頭することで、自分を保っていた。そんななか自分だけの〝武器〟を見つけたぼくは、戦うことを決意する ――。『ぼくんちの宗教戦争!』より改題、新装版。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

『ぼくん家の神さまたち』は、以前刊行された『ぼくんちの宗教戦争!』を改題した新装版とのこと。

簡単なあらすじは、小学5年生の征人が主人公。両親と幼い妹・ミッコの4人暮らし。ところが父親が交通事故に遭ったことをきっかけに、平穏だった家庭が崩れ始める。
苦しい現実から救いを求めるように、父と母はそれぞれ別の「神さま」を信じる…別々の宗教にのめり込み子供達を取り込もうとするので、家族はバラバラに対立状態になる。幼い妹の精神状態もギリギリとなり、征人は友だちの協力で家を出ることを決意する。

記憶にまだ新しい安倍首相の暗殺事件…宗教二世の屈折した犯人によるものだった。
我が家はノンポリで無宗教(お墓は浄土宗のお寺だけど)だけど、親が元々宗教や政治関係にどっぷり染まっている家庭に生まれた人が、自然と信仰してしまう例を知っている。しかしこの小説のように両親がそれぞれ違う宗教を支持しており、子供に信仰を強要し巻き込もうとする。時には体罰まで与えたら、逃げ場が無く、従わざるを得ない。おまけにこの小説では片想いの女の子や担任の先生まで、父親の信仰している宗教の信者なのだ。

また、家族に不幸なことが続き、宗教に救いを求めることも多いと聞く。ただ単に信仰してるだけならまだいいかもしれないが、お布施として家の財産をそっくり寄付するなんてことも…。

思い悩んだ主人公の征人は、両親にある日懇願する。
『二人にお願いがある。宗教の活動をやめてほしい。それができないなら、せめてお父さんもお母さんも同じ神様を信じて欲しい…』

何か宗教を信仰している人を否定するわけでは無い。信仰は自由だ。だからこそ宗教問題はなかなかナーバスな問題ではある。こういったテーマで小説を書いたこと自体、貴重なことかもしれない。

0
2026年09月07日

Posted by ブクログ

フィクションではあるが密かに同じようなことで悩んでいる人もいるだろう問題

なかなか他人に相談できない事なのに友人に相談しそれを真剣に受け止めてくれる環境が尊い

0
2026年08月15日

「小説」ランキング