あらすじ
首都圏で子供をターゲットにした連続殺人事件が発生。その犯人が自分の教え子だと気づいた塾講師の高島太一は、自ら犯人を殺害する。場所は変わって、群馬県にある学習塾の研修所。そこへ五人の男女が現れる。本来ならば集合は翌日のはず。いったいなぜ五人も集まったのか? そして彼らの前で、高島太一に予想外の出来事が――。「KAPPA-ONE」第一期でデビューした著者の、二十周年記念作品!
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Posted by ブクログ
奇妙な目的と、奇妙な始まり。そして奇妙な展開。
誰が?、何故?、というよりも「どうする?」に着眼点や話の軸が置かれており、様々な謎や推理、議論が交錯する、一風変わった物語。
もし実写化されるのであればドラマや映画といった媒体ではなく、舞台や演劇として観てみたい作品です。
Posted by ブクログ
首都圏で子供をターゲットとした連続殺人事件が発生した。犯人が自分の教え子だと気づいた塾講師の、高島太一は、自ら犯人を殺害する。
場所は変わり、群馬県の学習塾の合宿所。集合前日に現れた男女5人。なぜ彼らは現れたのか?
そして、高島太一にも予想外の出来事が……。
石持浅海さん得意の、限定された空間での会話劇からなるミステリ。デビュー20周年記念作品だそう。
元々殺す予定だった死にかけの高島太一を殺したくて、もちろん殺人はバレたくない。その上で、高島太一の罪も、高島太一の被害者の罪も隠蔽したい。こんな高難易度ミッションやり遂げられるのか、という、知恵を絞った会話劇が見どころ。あまりに冷静かつ淡々としすぎていて、こちらもだんだん感覚が麻痺してくる気がします。
これ、もし身体が動かないだけで意識があったら、真横で冷静に自分の殺し方話し合われるのさぞ怖いだろうな……。せめて意識なくなっていてほしい。
にしても、高島太一にしても他の5人にしても、理由はそれぞれあるにしても◯◯が人を殺してる→自分が◯◯を殺さないと……。となるのはさすがに覚悟キマりすぎててどんな修羅の国に住んでるのかと。法治国家とは一体何なのか……。
Posted by ブクログ
同一人物を亡き者にしたいという人々が、同じタイミングでかち合わせ。
しかも、対象者は既に昏倒している。
このまま放置するか、予定通り殺すのか・・・
いろんな方法、推論を重ねるが・・・果たして、高島太一の運命は。。。
Posted by ブクログ
話の切れ目がないので、一気読みした時なんかは話が入ってきやすいのかなと思いました。
私はぶつ切りで読んでいたところがあったので、あれ?今何の話してるんだっけ?という部分が何ヶ所かありました。
小説の中で深呼吸できる行間があれば尚嬉しかったです。
Posted by ブクログ
とある理由から高島太一を殺したい5人が、殺しの機会を得た日に図らずも集合してしまう。
しかしその場には何故か意識のない高島太一が倒れている。
さあ、このまま黙って死ぬのを待つか、事故に見せかけて殺すか、議論を行う話。
登場人物が感情的ではないので非常に読みやすかった分、殺したい動機がいまいちピンと来ない人もいたし、そんな都合良く5人全員が殺害現場目撃することある?とも思ったが、議論自体は面白かった。
だけど何より疑問だったのが、すみれが最後まで塾長のことを隠していた理由。
塾長が太一を殴っていてしかも死んでもいいと思ってるなら、5人全員が太一を殺したいと共有した時点で、すみれはみんなに塾長のことを告白すれば、何時間も議論なんかせずにさっさとベランダから落として事故に見せかけることが出来たのでは?と思ってしまった。